◇名古屋ウィメンズマラソン2026 百花繚乱~咲き誇れ~(2)
名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催)が8日にバンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロで行われる。今秋の愛知・名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねており、来年秋に名古屋市内で開かれる2028年ロサンゼルス五輪選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権もかかる。日本記録保持者や代表経験者が集結し、それぞれの目標を胸に大会のスタートラインに立つ。
【後輩・矢田みくにの大阪快走に刺激】
相性のいい名古屋でもう一度、大きな壁を乗り越える。2024年に初優勝した安藤友香(31)=しまむら=が2年ぶりのウィメンズに挑む。フルマラソンの自己ベストはその時に更新した2時間21分18秒。今大会は「自己記録の更新はもちろん、世界は高速化しているので2時間20分切りを当たり前にしていかないといけない。自分で壁をつくってしまっていたので、そこを越えたい」と目標を掲げた。
後輩ランナーの快走が心に火をつけてくれた。1月の大阪国際女子マラソンで、26歳の矢田みくに(エディオン)が2時間19分57秒で初マラソン日本記録を更新。安藤が17年に名古屋で樹立した2時間21分36秒を大幅に塗り替えた。「自分が出した記録を破られたことで悔しい気持ちもあるけど、もう比べものにならないぐらいすごい記録。本当に感動して、かっこよかった」。さまざまな感情が芽生えた。
昨年12月、初マラソンを控える矢田と合宿地で交流があったのも何かの縁。40キロ走の練習を合同で行ったこともあり、大阪のレースはチェックしていた。「彼女が言っていた『楽しんで走る』というセリフがすごく印象に残っていて、自分にそういう気持ちが欠けてたかな」と気づかされた。来たる名古屋に向けてもう一度、気持ちを入れ直すきっかけをもらった。
2年前の優勝の後は24年夏にワコールからしまむらへ移籍し、25年夏はマラソン日本代表として世界選手権東京大会に出場。激動の2年は「思うようにいかなくて。『やったー!』がなかったな」と振り返る。
岐阜県海津市で生まれ、愛知・豊川高出身。ゆかりのある名古屋で、再出発のレースをまずは楽しむ。20分台の壁を越えれば、おのずとアジア大会、MGC、ロス五輪…と再び日の丸を背負うチャンスも近づくはずだ。
安藤友香、2年ぶりの挑戦で自分でつくっていた壁を越える!【名古屋ウィメンズマラソン2026】
引用元:中日スポーツ


