引用元:産経新聞
東京マラソンは1日、東京都庁前から東京駅前までのコースで行われ、男子で前日本記録保持者の鈴木健吾(横浜市陸協)は日本勢2番手となる2時間6分9秒の13位で2028年ロサンゼルス五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」(27年10月)の出場権を手にした。
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新旧の日本記録保持者による対決は、10秒差で敗れた。それでも、鈴木はゴール後すがすがしい表情を見せた。MGC切符を勝ち取り、「タフなレースだった。粘りの走りを見せられた」と充実感を漂わせた。
序盤から大迫らと第3集団で淡々とレースを進めた。32キロ付近で前に出て日本勢トップに躍り出るも、34キロ付近で再び集団に吸収される。最終盤では日本勢トップ争いを大迫と繰り広げ、「負けたくない」と必死に足を動かしたものの、残り1キロでスパートをかけた大迫についていけなかった。「地力が足りない」と受け止めた。
昨年10月に実業団の富士通を飛び出し、プロ転向。「後悔ないように、やり切りたい」と決断した。1人で練習をすることが多く、メニューも自ら考えている。「自分と向き合う時間が多かった」中で、完璧ではないながらもやるべき練習を徐々に積めるようになり、今大会を迎えた。準備状況としてはまだ「60%」だった。
プロとして初めてのマラソンで結果を残し、「リスタートとしてはよかった。次につながる」と力を込めた。ロス五輪に向け、東京で大きな一歩を踏み出した。(久保まりな)


