東京マラソン3・1号砲 大迫傑“最短期間”の挑戦「ミステリーボックスを開けるような感じ」

東京マラソン3・1号砲 大迫傑“最短期間”の挑戦「ミステリーボックスを開けるような感じ」

 3月1日号砲の東京マラソンの招待選手会見が27日、都内で行われた。男子で五輪2大会代表の大迫傑(34=リーニン)は、日本新記録を樹立した昨年12月のバレンシアマラソンから3カ月弱という短い間隔での参戦。前日本記録保持者の鈴木健吾(30=横浜市陸協)との直接対決に注目が集まる中で、新たな挑戦への意気込みを語った。

 大迫は未知の挑戦を前に胸を高鳴らせた。2時間4分55秒の日本新記録を樹立してからわずか2カ月と20日。これまで年平均2回ペースだったフルマラソンに、過去最短の間隔で臨むこととなった。世界のトップ選手らが2カ月間隔で連戦していることから「僕ももう少し短いスパンで走れるのかなと思った」という34歳。体力は充実しており「なぜか分からないけど元気になっている」と笑った。

 米コロラド州ボルダーで元日から合宿を開始。「集中して取り組めたので状態は悪くない。戻りもいつもより早かった」と順調に調子を上げてきた。「そこでパフォーマンスを出せるかは大きなチャレンジ。今回どうなるかは分からない。ミステリーボックスを開けるような感じかな」と独特の表現で自身の状態を説明した。

 鈴木との“新旧日本記録保持者対決”が注目される今回のレース。記録については「あまりこだわりは持っていない。若い世代も含めてどんどん更新していかないといけないと思っている」という。「(今大会で他の人に)更新されようが、自分の記録を超えるために努力するしかない」。日本最速ランナーは、自分自身との戦いに挑む。

 《前日本記録保持者が決意新た》前日本記録保持者の鈴木は「悔しい気持ちを力に変えて頑張りたいなと思えたので凄く良いこと」と大迫の日本新記録更新をプラスに捉えた。昨年10月に富士通を退社。「今までは守られる立場だったけど、全てを捨てて自分で突き進んでいく覚悟を決めてスタートに立った。独立して初めてのマラソンになるので、良いスタートが切れるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 《3月限りで引退の女子・細田、完全燃焼誓う》女子で3月限りの引退を表明している細田あい(30=エディオン)は「やり切って終わりたい。自分が納得いくように走りたい」と現役最後のレースへ意気込んだ。昨年12月に右足首を負傷し、今年に入ってから本格的な練習を再開。「キツい練習も人生でこれが最後だと思って頑張れた」と急ピッチで仕上げてきた。「後半キツくなった時に粘るのが自分の持ち味。そういう走りができれば納得できる」と完全燃焼を誓った。