引用元:産経新聞
25日に行われた「第45回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)で、松田瑞生(みずき)(ダイハツ)は2時間26分16秒で7位だった。
思うように体が動かなくても、前を行く選手の背中が見えなくなっても、松田は懸命に歩を進めた。16キロ過ぎで先頭集団から脱落し、日本選手4位でゴール。MGC出場権は死守したが、「惨敗」と語り、号泣した。
序盤こそ先頭につけたが「リズムにはまらない。呼吸は楽なのに、体が全然動かない」と苦しんだ。先頭集団から最初に遅れ、その後は単独走になった。30キロ地点では日本選手8番手まで後退も、終盤は意地の走り。「最後まで諦めず、たくさんの人の応援に応えたい気持ちで走った」。地元の声援を力に盛り返した。
近年は故障に悩まされることが多かった。今大会前は順調すぎるほどに練習が積めたという。それだけに「この状態で、この走りしかできなかった悔しさ、むなしさ。この努力はどこにいくのかという虚無感が押し寄せてきた」とショックも大きい。
ロサンゼルス五輪への道はつながったが「今、MGCに向けての気持ちはまったくない。五輪への思いも分からない。まずは休んで、監督と話し合う」。日本女子の第一線を走ってきた30歳は、懸命に現実と向き合っていた。(大石豊佳)


