「第2の小林香菜」めざし大阪国際女子マラソンへ 立命大陸上競技同好会2人が新たな挑戦

引用元:産経新聞
「第2の小林香菜」めざし大阪国際女子マラソンへ 立命大陸上競技同好会2人が新たな挑戦

25日に開催される「第45回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)に異色のランナー2人が、大会独自の育成枠「ネクストヒロイン」で出場する。立命館大のサークル「陸上競技同好会」で練習する2年の深田望友(20)と1年の小田美月(19)だ。前回大会はサークル出身の小林香菜(大塚製薬)が日本人トップの2位に入り、話題を呼んだ。2人にとって、卒業後の実業団入りを含め、新たな可能性を切り開く挑戦が始まる。

■「楽しく走ろうと思った」

「驚いたけど、ワクワクしています」。2人は初の浪速路に心を躍らせる。今大会で4回目のマラソンとなる深田は、京都市内の小学生が冬の都大路を走る「大文字駅伝」(現在は中止)に憧れて陸上を始め、立命館宇治高(京都)へ。マラソン2回目の小田は、幼稚園の徒競走で負けて父親と練習を重ねたことで走る楽しさを知り、大阪薫英女学院高に進んだ。ともに強豪校で研鑽(けんさん)を積んだが、悩んだ末、卒業後は実業団や大学の陸上部ではない道を選んだ。

深田は高校時代、駅伝のメンバー入りへの焦りから故障を重ねた。全国都道府県対抗女子駅伝も走れず「自分を追い込んでつらかった。大学は好きな大会に出て、楽しく走ろうと思った」と明かす。一方、全国高校駅伝で2年連続アンカーを務めた小田は「高校が陸上競技のゴールだった。興味がある海外を含め、大学でいろんなことを勉強したかった」という。ただ、マラソンに興味があり、陸上部以外での練習環境を探す中、同好会のSNSで好記録を出す深田の存在を知り、入会を即決した。

2人はすぐに意気投合した。「大阪国際、一緒に出ませんか」。松田瑞生(ダイハツ)や前田穂南(天満屋)ら高校の先輩が多く活躍するレースに憧れていた小田の提案をきっかけに、準招待選手の資格記録2時間45分以内をマークし、2人そろって出場することが目標となった。

■「チャットGPT」導入

同好会の練習は週2回程度。家の周りを走るなど、ジョグ中心の個人練習が中心だ。指導者はおらず、中学や高校で学んだ練習が生きた。スマートウオッチで走行距離を共有し、お互いを高め合う。同好会の仲間も強力な助っ人だ。未経験者も含め男女計200人超が所属。練習を呼びかけると男子メンバーも参加し、ペースメーカーも買って出てくれる。深田は「2人だけでは強くなれなかった。感謝しかない」という。