日本陸連の有森裕子会長、全国男子駅伝の「盛り上がり楽しみ」

日本陸連の有森裕子会長、全国男子駅伝の「盛り上がり楽しみ」

 日本陸連の有森裕子会長(59)=岡山・就実高出=が昨年6月の就任後、初めて天皇杯第31回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会を迎える。女子マラソン五輪2大会連続メダリストは、岡山代表として全国都道府県対抗女子駅伝を走った経験がある。「有名選手になっても、一生のうちで存在を覚えてもらえるのは古里。原点の自分の思いに立ち返り、力に変えてほしい」とエールを送る。

 平和記念公園(広島市中区)前発着のコースが新鮮に映るという。「(第62回で幕を閉じた)前身の中国駅伝を含め100年近い大会の歴史がある。どういう盛り上がりがあるのか本当に楽しみ」と心躍らせる。

 高校から実業団まで9度、岡山代表となった。「人生で一番役に立ったのは高校時代の『3年連続補欠』。悔しさをバネに諦めなければ何でもできることを教えてもらった」。大学1年での大会デビューで受けた歓声は忘れられない記憶だ。

 駅伝を通じた中長距離強化が期待される。「箱根駅伝を含む駅伝シーズンの議論はあるが、選手本人がどういう位置づけで大会に臨むのかという問題だけ。成長できる機会があるということはプラス。駅伝には伸びしろしかない」。たすきをつなぐ文化に思いをはせた。