クイーンズ駅伝MVPの細田あい 今季限りで引退 3.1東京マラソンがラストレース

クイーンズ駅伝MVPの細田あい 今季限りで引退 3.1東京マラソンがラストレース

 エディオンは8日、女子陸上部所属の細田あい(30)が今年度(26年3月末)をもって現役を引退すると発表した。長野県チームの一員として11日の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)に出場し、3月1日の東京マラソンが引退レースとなる。

 長野県茅野市出身の細田は長野東高―日体大を経て、18年にダイハツ入社。21年2月にエディオンに移籍した。22年の名古屋ウィメンズマラソンで4位に入ってマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得し、23年10月のMGCでは3位となったが、24年パリ五輪マラソン代表には選出されず補欠。同年9月のベルリンマラソンで2時間20分31秒の自己ベストで5位に入った。

 全日本実業団女子駅伝(クイーンズ駅伝)では24、25年と5区で区間賞。25年はエディオンの初優勝に貢献し、MVPに選ばれていた。

 会社を通じての細田のコメントは以下のとおり。

 「急なご報告と感じられる方も多いかと思われますが、もともとはパリオリンピックへの挑戦を一つの区切りにしたいと考えていました。しかし、怪我の影響により準備不足な部分が多く残っていたことから、「やり切った」という形で競技を終えたいという思いが強くなり、次年度の東京世界陸上の代表を目指す決断をしました」

 「東京マラソンで世界陸上の代表の座を逃した際、想像していたほどの悔しさが自分の中に湧き上がらなかったことをきっかけに、改めて自分自身と向き合う時間を持ちました。その中で、これまでの自分は、「応援してくださる方々の想いに応えたい」を原動力に走り続けてきたことに気づきました。一方で、「自分自身が目標を達成したい」という純粋な熱意がないことを感じ、現役引退を決意しました」

 「それからの一年は、支えてくださった皆様へ、走りで感謝を伝えたいという思いで、一日一日を大切に競技に向き合ってきました。日本選手権5000mでは自己ベストで4位、世界7大メジャー大会の一つであるシドニーマラソンでは6位、そしてクイーンズ駅伝では悲願の初優勝を果たすことができ、皆さんと喜びを分かち合えたことを本当に嬉しく思っています。思うようにいかず、苦しい時期も多くありましたが、会社の皆さまのご理解とご支援、指導者の方々、チームメイト、家族、そして陸上を通して出会った多くの皆さまの存在が、私をここまで支えてくれました。そのおかげで、長く競技を続けることができたのだと感じています。心より感謝申し上げます」

 「今後は、長野県チームとして都道府県駅伝に出場し、その後、最後のレースとして東京マラソンに挑む予定です。後悔のないよう、最後まで全力で駆け抜けたいと思います。最後まで熱い応援をよろしくお願いいたします」