引用元:サンケイスポーツ
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(3日、5区間、復路109・6キロ)6区終了時点で、国学院大は首位の青学大と3分23秒差の4位。逆転には絶望的な差だが、7区の高山豪起(4年)の気持ちはぶれなかった。
「優勝だけを狙っていた。自分のところで火をつける走りをしたかった」
12・8キロ付近で中大と早大をとらえると、青学大との差も縮め、1分28秒差の2位でタスキをつないだ。区間記録に11秒と迫る歴代2位の1時間0分54秒で駆け抜け、区間賞を獲得した。
過去3度の箱根はすべて区間2桁順位だったが、最後の箱根で会心の走りを見せた。前田康弘監督は「覚悟を感じた」と称賛。昨年8月には自身過去最高の1200キロを走破するなど、夏場の走り込みが快走につながった。チームは最後まで順位を守り抜き、過去最高の総合2位に入った。
その裏でハプニングも起きていた。往路3区を区間3位で走った野中恒亨(3年)が、自身のインスタグラムのストーリーズに「ポメラニア~ンジャーンプ」とつづり、犬をよけようとしてバランスを崩したように見える写真を投稿。小型犬の〝乱入〟があったことを明かし、4区を走った愛犬家の辻原輝(3年)は自身のXで「必ずリードやハーネスを付けてください」と注意喚起した。 そんなアクシデントも乗り越え、躍進の2位。それでもゴールでは悔し涙を流す選手が多数いた。高山は「初めて青学大さんとここまで勝負できた。この経験を来年につなげていってほしい」。箱根初制覇の思いを後輩に託した。(川並温美)


