引用元:毎日新聞
◇第70回ニューイヤー駅伝(1日、群馬県庁発着=7区間100キロ)
◇3位=トヨタ自動車(4時間47分12秒)
前半で主導権を握り流れをつかむ。2大会ぶりの頂点を目指したトヨタ自動車の必勝オーダーは早々に崩れた。
1区から吉居大和選手、鈴木芽吹(めぶき)選手、田沢廉選手と実力と経験のある走者を並べた。しかし、吉居選手が7位で勢いに乗れず、2区の鈴木選手は区間6位、3区の田沢選手は区間10位と振るわなかった。3区終了時点でトップのGMOインターネットグループと1分25秒差の8位と大差が開いた。
5区の湯浅仁選手が区間2位と好走するなど後半に巻き返したが、3位まで押し上げるのが精いっぱい。湯浅選手は「個人としては1秒差で区間賞を取れなかったことが悔しい。1秒を削り出せなかったことが、こういう結果につながったのだと思う」と厳しい表情で振り返った。
熊本剛監督はレース後、田沢選手ら一部の主力が今大会に向けて調子を上げきれなかったことを明かした上で「それでも前半で先頭付近にいれば、最後で勝負できるという考えだった。GMOさんは全員が力を発揮して強い走りだった」と潔く語った。
12大会連続の5位以上で名門の意地を見せたが、社員らを前にした報告会では悔しさから涙をこらえきれない選手の姿もあった。鈴木選手が「期待を背負って走ったがレースを壊してしまった」と言えば、田沢選手も「巻き返すつもりだったが、結果的には順位を下げてしまった」と反省の言葉を並べた。
「この結果と向き合って、もう一回しっかりと立て直したい」と熊本監督。求める水準の高さこそ、トヨタ自動車が強豪たるゆえんだ。【角田直哉】

