箱根駅伝は〝山の名探偵〟に注目! 早大・工藤慎作が有言実行で山を制する

箱根駅伝は〝山の名探偵〟に注目! 早大・工藤慎作が有言実行で山を制する

【スポーツ記者コラム】来年1月2、3日の第102回箱根駅伝で15年ぶり総合優勝を目指す早大の合同取材会が12月13日に埼玉・所沢市の所沢キャンパスで行われた。多くのメディアが取材に詰めかけた中で、〝山の名探偵〟の愛称を持つ工藤慎作(3年)は「早稲田の明確なストロングポイントとしてがんばりたい」と堂々と宣言した。

工藤は第100回大会で1年生ながら5区を任されると、1時間12分12秒で区間6位と力走。2度目の挑戦となった前回大会は1時間9分31秒と2分30秒以上タイムを縮め、早大の往路3位に大きく貢献した。トレードマークの眼鏡をかけて山を上る姿や、人気アニメ『名探偵コナン』の主人公である工藤新一と名前が似ていることもあり〝山の名探偵〟という愛称はそのたびに話題となっている。

そんな工藤だが、今年は取材会で発した冒頭の「早稲田の明確なストロングポイントとして…」という言葉など力強いコメントが目立つ。ともすれば自分にプレッシャーをかけることにもつながる発言をなぜするのか、そこには、あこがれている元プロ野球・ロッテの里崎智也さんの影響があった。

里崎さんといえば、2005年のリーグ優勝&日本一を支えた名捕手。2006年の第1回WBCでは日本代表の正捕手として世界一にも貢献した。

「『不言実行』が一番ダメと(里崎さんが)言っていた。何も言わずにやることを美徳とするのではなくて、公言してやった方が『こいつやったな』となると言っていた。失敗したら一切注目されないし、誰も覚えていない。言っておいた方が得なので、ビッグマウスではないけど、ある程度のことは言っても大丈夫かなと思っています」

せっかく物事を成し遂げるなら、宣言した上で達成した方が価値があるという考え。そのうえで、今大会で目標とするのが区間賞と、前回大会で若林宏樹(青学大)が出した1時間9分11秒の区間記録の更新だ。

3度目の山上りに向けて「コースの熟知度は高い」と工藤。グーグルマップなどでコースを暗記しており、「不可能ではない」と1時間8分台も視野に入れる。