警戒ムードの国学院大、当日に取材方式変更 前田康弘監督「私が神経質になっている」/箱根駅伝

警戒ムードの国学院大、当日に取材方式変更 前田康弘監督「私が神経質になっている」/箱根駅伝

来年1月2、3日の箱根駅伝で悲願の初優勝を目指す国学院大が12日、東京・渋谷キャンパスで壮行会と取材会を開いた。

国学院大は例年、渋谷キャンパスで壮行会を開いた後に室内で選手や監督などがそれぞれ分かれ、記者に囲まれて取材に応じていた。事前案内では今年も例年通りの方式でやると通達しており、この日も記者を複数名派遣した会社も多数あったが、当日に感染症予防のためとして前田康弘監督と主将の上原琉翔(4年)、青木瑠郁(4年)、高山豪起(4年)、辻原輝(3年)、野中恒亨(3年)の6人による合同会見方式に変更。前田監督は「2年前はひどくてインフルエンザに12人かかりましたし、昨年は野中がかかっていたり故障者がいたりで盤石で本番を迎えることができなかった。今年は今のところ16人が全員いい形で推移しているのもあって、私が神経質になっている」と恐縮した。

昨年度は出雲駅伝、全日本大学駅伝で2連勝しながらも箱根は総合3位で優勝争いから一歩後ろにいた。今季は出雲で2連覇を果たして先月の全日本では4位。「勝ちと負けを短期間で味わい、今一度箱根に向けて2カ月でチームを作ってきた」と前田監督。「どうしても青学大さん、駒大さんの2強が強いイメージだが、そこと互角に戦える戦力を1年間通じて身につけてきた。あと3週間で100を出せるようにすれば青学大と駒大と同等の勝負ができるチームに変貌を遂げている。負けもいい意味での追い風になっているので、しっかりここから気を引き締めて盤石の態勢で1月2、3日を迎えたい」と語った。

ライバルとして名前をあげた青学大と駒大については「青学大は黒田朝日くん、駒大は佐藤圭汰くんという絶対的なジョーカーがいて、一気に流れを引き寄せられる」と分析。前回優勝校と今年の全日本優勝校の〝2強〟を強く意識しながらも、会見に出席した5人の教え子を示して「ジョーカーになりうるランナーを並べた。この5人が力を出せれば優勝に近づける。ハーフ60分台の選手が4人いるし、マラソン2時間8分台もいる。この前野中が1万メートルで27分30秒台のタイムを出した」と選手層に自信もある。「この5人がジョーカーにどう立ち向かっていくのか。ほかの大学は5枚もいないと思うので、5人が区間3番以内で走れれば優勝を引き寄せられる。あとは山。私どもの課題である山をしっかり育成で来ていたのか、検証されるのが第102回」と闘志を燃やした。