引用元:毎日新聞
東京デフリンピックの陸上男子400メートル準決勝が18日、駒沢オリンピック公園陸上競技場(東京都世田谷区)であった。日本勢は、山田真樹選手(ぴあ)、村田悠祐選手(仙台大)、足立祥史選手(島根県立松江ろう学校)の3人全員が19日の決勝進出を決めた。
決勝進出には、準決勝で各組1、2着か、3着以下ならタイムで上位2人に入る必要がある。準決勝1組を走った足立選手は1組で3着となったもののタイムは50秒77で2位だった。
3位との差はわずか0・03秒。決勝が決まると村田選手と一緒にガッツポーズをして「よっしゃー」と喜びを爆発させた。
競技後、足立選手は手話で「決勝に行けるとは思わなかった。(決勝進出が決まったときは)言葉にできないくらいうれしかった。3人で決勝を走れるのが楽しみ。ものすごく緊張すると思うけど、楽しんで走って最後は笑顔で終わりたい」と興奮気味に語った。
足立選手は島根県立松江ろう学校で社会科を教える高等部1年の担任教師。今大会が初のデフリンピック出場で「メダルを取って島根に持ち帰る。子どもたちに触って見てもらいたい」と意気込む。同じく同校教師の須山勇希選手も21日に陸上男子走り幅跳び予選に出場する。
デフリンピックを通じて教え子たちに世界の広さを感じてほしいと願う足立選手。日の丸を背負ってトラックを駆け抜ける姿を見せることで、デフリンピックに憧れを抱いてもらいたい。
そんな気持ちを胸に決勝の大舞台へ臨む。【千田あかり】


