陸上男子走り幅跳びで五輪2大会連続代表の橋岡優輝(富士通)が16日、東京都内で小学生向け陸上クリニック「HASHIOKA RUNNING ACADEMY FOR KIDS」を主催した。
今回は棒高跳び元日本記録保持者の父・利行さん、100メートル障害、三段跳び元日本記録保持者の母・直美さんと親子3人で指導に当たる画期的な試み。練習指導やデモンストレーション、Q&Aなどで約60人の小学生と2時間にわたって交流し、「とりあえず成功したと思うので良かった。楽しみながら(陸上に)触れてもらえればと思った」と笑顔で話した。
橋岡はこれまでも男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)と子供の指導を行ったことがあるが、「(9月に国立競技場で行われた)世界陸上が満員のお客さんでできた。応援してくれた人に還元しようと。裾野を広げた方がいいと思った」と、新たな試みとして、陸上経験のない子供たちも気軽に楽しめるクリニックを発案。その上で「一番身近で強力な助っ人。暇だろうと思って(笑い)」と両親とともに指導を行い、「橋岡家だからできることがある」と日本屈指の陸上一家の強みを生かしたかっこうとなった。
今回は専門の走り幅跳びではなくランニング教室とあり、走りのベースとなる腕の振りやジャンプなどを動作を子供たちに教えた。最も盛り上がったのが日本選手権6度の優勝を誇る自身の走り幅跳びのデモンストレーションで、短めの助走ながら踏み台から高く大きく跳び上がると、普段の大会では実現できないほど間近で見守った小学生からは、やんややんやの大歓声が上がった。「アスリート目線でも、間近で見る経験はプラスになると思ったのでデモをした」と狙いを語った。
現役引退後は特に指導者歴がなく、陸上界からも少し遠のいていたという利行さんも「ありがたい。こうやって一緒にできて、感謝している」と孝行息子に感謝。指導はもちろん、Q&Aでは持ち前のトーク力で子供たちを笑顔にした橋岡に、直美さんも「ちゃんと教えているじゃんと思いました。立派になったねと」と、目を細めていた。
予選落ちに終わった世界選手権後の2カ月は、オフの時間を過ごしている橋岡。近年は成績の面でも少し伸び悩んでいるが、「22年くらいから苦しいシーズンを過ごし、やっと兆しが見えてきた」と光りが見えているようす。あす17日にも冬季練習を開始する予定で、「違うアプローチで新しいことにもトライできれば。まずは(日本)王座奪還をしたい」と言葉に力を込めた。
【陸上】橋岡優輝が元日本記録保持者の両親とランニング教室 「還元しようと」3人で日本一合計18回
引用元:スポニチアネックス


