甲南学園の陸上競技部が創部100周年記念式「世界大戦や阪神淡路大震災といった苦難を乗り越え学生スポーツの火をともし続けてきた」

引用元:スポーツ報知
甲南学園の陸上競技部が創部100周年記念式「世界大戦や阪神淡路大震災といった苦難を乗り越え学生スポーツの火をともし続けてきた」

 甲南大などを運営する甲南学園の陸上競技部創部100周年記念式が8日、神戸市で行われ、卒業生ら約230人が節目を祝った。

 同部は高等科が創設された1923年に創部。36年ベルリン五輪男子ハンマー投げ代表の松野榮一郎や97年から日本選手権女子100メートル7連覇の新井初佳ら日本のトップ選手を輩出してきた。記念式はコロナ禍の影響で準備が滞り2年遅れの開催となり、主催した卒部生組織・秀峰会の中川透会長は「世界大戦や阪神淡路大震災といった苦難を乗り越え学生スポーツの火をともし続けてきた。100年には重いものがあります」と歴史をかみしめた。

 式では日本陸上競技連盟前会長の尾縣貢氏や学校法人甲南学園・長坂悦敬理事長らが祝辞。歴代監督や秀峰会会長、世界大会出場者らが表彰された。2019年からは知的障害のある人たちの競技会に現役選手がボランティアとして携わっており、運営組織のスペシャルオリンピックス日本・兵庫から甲南大・中尾主将に感謝状も贈られた。

 中学や高校を含めて、これまで学園の陸上競技部を巣立ったOBやOGは約800人。今年の東京世界陸上では甲南大出身の井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が男女混合4×400メートルリレーの8位入賞に貢献するなど、100年を超えた現在も日本陸上界で存在感を発揮している。15日には関西学生対校駅伝が控え、甲南大の渡邊功記監督は「いい成績を出してくれるんじゃないかと期待しています」と昨年20位からの巻き返しを誓っていた。