【全日本大学駅伝】MVPは駒大優勝の立役者・伊藤蒼唯「射程圏内だったので、行くしかないと」5区でトップ激走

引用元:スポーツ報知
【全日本大学駅伝】MVPは駒大優勝の立役者・伊藤蒼唯「射程圏内だったので、行くしかないと」5区でトップ激走

◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(2日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 駒大が2年ぶり史上最多17度目の優勝を飾った。全員が区間5位以内でつなぐ安定した強さで、第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)へも勢いがつく勝利となった。

 優勝の立役者になった5区の伊藤蒼唯(4年)は、大会MVPに選ばれた。35秒差の4位でタスキを受けると、約4キロで首位浮上。さらに52秒も引き離し、3人抜きの区間賞でつないだ。ゲームチェンジャーの役割を果たした。

 6区の村上響(3年)はさらに差を広げる区間2位の快走を見せ、7区のエース・佐藤圭汰(4年)、最終8区の主将・山川拓馬(4年)も盤石に走りきり、2年ぶりの優勝ゴールテープを最高の笑顔で切った。

 伊藤は、10月の出雲駅伝でも4区2位と快走していた。それでも「出雲の時より通過(タイム)が良かったので、これはたぶん狙えるぞと。射程圏内だったので、行くしかない」と強い気持ちで足を回した。5区は「つなぎ区間」とも言われるが、層の厚い駒大だからこそ、「うちは逆にここで攻撃しようという監督の考えから、僕の配置が決まった。戦略がうまくはまって差ができた」と役割を果たす激走だった。

 区間賞は1年時の箱根駅伝6区以来。「しっかりと区間賞が取れた。すごく自分にとっても、価値のあるものになったと思っています」と笑顔で話した。

 学生3大駅伝開幕戦の10月の出雲駅伝では、優勝候補の一角とされながら5位に終わった。ただその後、チームは一丸となって全日本大学駅伝へ調整。藤田敦史監督は「出雲以降、チームの状態は非常に良い。相性が良い全日本で17度目の優勝を狙っていく。チーム一丸でやっていきます」と自信を見せていた。

 ベストの布陣をそろえた中で、各選手が確実に力を発揮した駒大。藤色のタスキが伊勢路で2年ぶりに輝きを取り戻した。