【名古屋ウィメンズ】佐藤早也伽、日本人トップ2秒差2位も悔しさで声を震わせ涙「力負けしてしまった」

引用元:中日スポーツ
【名古屋ウィメンズ】佐藤早也伽、日本人トップ2秒差2位も悔しさで声を震わせ涙「力負けしてしまった」

◇8日 名古屋ウィメンズマラソン(バンテリンドームナゴヤを発着点とする42・195キロ)

 佐藤早也伽(31)=積水化学=が2秒差の2時間21分56秒で、昨年に続き2位となった。昨年優勝のシェイラ・チェプキルイ(ケニア)が2時間21分54秒で連覇を飾った。

 口が大きく開いた。それでも、佐藤は粘った。ゴール直前では必死に腕を振った。2時間21分54秒で大会連覇を果たしたチェプキルイとわずか2秒差。同じ並びだった昨年の19秒差は縮まったが、結果は昨年と同じ2位。ゴールした後は「力負けした」と涙を流した。

 強風の中、序盤に鈴木や前田ら日本勢が次々と脱落するタフなコンディション。「無理せず」と影響を受けにくいポジション取りを意識し、先頭集団が4人に絞られた32キロ付近では前に出ようとした。しかし、「どこかで外国人選手や加世田さんが仕掛ける。そのときに勝負しよう。しっかりついていこう」と決意。海外勢にスパートで揺さぶりをかけられても動揺せず、強気の走りを貫いてついていった。

 そして、最終盤ではチェプキルイとの息詰まるマッチレースに持ち込んだ。心に湧き上がったのは「勝ちたい」という気持ち。バンテリンドームナゴヤに入る直前には一度、前に出た。しかし、ゴール直前で振り切られた。「チャレンジしようと思って先頭の選手に並びかけたけど」。最終的に及ばなかったが、今後への手応えはひしひしと感じていた。

 「最後は負けてしまったけれど、本当に勝ちたいという思いで走れたのは自分にとってすごく良い経験になった」。昨年の名古屋で2位となり、夏の世界選手権東京大会にも出場。けがに苦しんだ時期もあった。さまざまな経験を糧にしたつかんだ2年連続の2位。価値のある順位に「自分は頑張った」と声を震わせた佐藤。愛知・名古屋アジア大会やMGCへの出場は未定としながら「悔しいし、もっと強くなりたい」と率直な思いを口にした。