日本陸連強化委員会の高岡寿成シニアディレククター(SD)が、東京マラソン(1日、東京都庁~東京駅前・行幸通り)のレースを総括をした。
スタート前から暑さが懸念されていたが、男子は日本記録保持者の大迫傑(リーニン)が2時間5分59秒で日本人トップの12位に入り、10秒遅れの13位で鈴木健吾(横浜市陸協)が食い込んだ。高岡SDは「今日の15度というコンディションの中で、2時間5、6分台を出せたことは、日本マラソン界でも良かったと思う」と一定の手応えを示した。
その一方で男子の上位11選手はいずれも海外勢が占めた。「やはりまだまだ世界が高いところにあるという印象も改めて感じた」と反省も忘れなかった。
男子は来年10月のロサンゼルス五輪代表選考会「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」の出場権を5人が獲得。女子はMGCを獲得している細田あい(エディオン)が2時間23分39秒で日本人首位の10位で引退レースを終えたものの、MGC出場権獲得者は出なかった。「少し残念だと感じているが、来週に名古屋(ウィメンズマラソン)がある」と奮起を促した。
ロサンゼルス五輪に向けて、日本陸連はファストパスを導入。27年3月までの指定大会で日本陸連が定める設定記録(男子は2時間3分59秒、女子は2時間16分59秒)を突破した最上位選手が早期に内定する制度だが「ここをいきなりチャレンジするのは当然だが簡単ではないし、簡単に到達できるような設定でもないと考えている」と吐露した。
ただ、ファストパスは日本マラソン界にとってメリットが大きいとの見解だ。「そこを意識することが、さらに高いところを目指す意識に繋がってくると思う。今回MGCを獲得した26人に関しては、来年1年かけてぜひチャレンジして欲しいと思う。それが達成できた時には、本当にメダルが見えてくるタイムだと考えている」と期待を寄せた。
【東京マラソン】高岡寿成SD 大迫の12位の結果踏まえ世界の壁は「まだまだ高い」
引用元:東スポWEB

