◆別府大分毎日マラソン(1日、大分市高崎山・うみたまご前~ジェイリーススタジアム、42・195キロ)=スタート時の気象条件は晴れ、気温10度、湿度44%、北北西の風2・7メートル
ゲタチョウ・マスレシャ(エチオピア)が2時間6分50秒で優勝した。
日本人トップは吉田祐也(GMOインターネットグループ)で2時間6分59秒の2位。黒田朝日(青学大)は3位で、ともにマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の権利を手にした。
33キロすぎにマスレシャが飛び出し、日本人トップ争いは37キロすぎから吉田と黒田による青学大のOB、現役による一騎打ちとなった。黒田が前に出る場面もあったが、最後は40キロすぎの給水で「朝日が(給水を)取るために寄ったので、意図的に仕掛けた」とスパート。吉田が先輩の意地を見せた。
吉田は青学大を拠点としており、黒田とは普段から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。「朝日は状態が悪いと思っても絶対に走ると思った。競り合いになった時、すごくしぶとかった」と苦笑い。一方、春からGMOインターネットグループのチームメートになるだけに、「駅伝で優勝狙うチームでありたいと思っているで、マラソンとチームの駅伝を考えて、今後頼もしいと思った。僕の経験を朝日にも教えて、いずれ日本のトップに立つ選手にってほしい」と語った。
黒田は卒業後、GMOインターネットグループに加入予定で、吉田とはチームメートになる。「最後の競り合いに関しても、完全にマラソンの経験値の差」と振り返った。
吉田は今大会の国内招待選手で最速の自己ベスト2時間5分16秒を誇り、昨年の世界選手権東京大会に出場した実力者だ。前回別大に出場した2020年大会は2時間8分30秒の好記録で日本人トップの3位。当時青学大の4年生で、卒業後の競技引退を決めていたが、この大会での好走もあって現役続行の道が開いた。思い出の地で再び快走した。
一方の黒田は1月の箱根駅伝5区で区間新記録を樹立し、「シン・山の神」として注目を集めた。フルマラソンは昨年2月の大阪で日本人学生最高記録の2時間6分5秒をマークした。今大会は招待選手として出場。先輩の吉田や昨年日本人トップの若林宏樹も好走してきたコースで青学大の強さを見せつけた。
今大会は今秋の名古屋アジア大会と、来年開催予定の2028年ロサンゼルス五輪代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」選考会を兼ねる。MGCは2時間6分30秒以内をマークすれば順位に関係なく、もしくは日本人6位以内で2時間9分以内であれば出場権を得る。日本人6位(全体7位)の溜池一太(中大)までがMGCの切符を手にした。
【OTTO】
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「意図的に仕掛けた」給水地点でのスパート 〝青学対決〟制した吉田祐也が先輩の意地 黒田朝日は「完全に経験値の差」【別府大分毎日マラソン】
引用元:西スポWEB OTTO!


