「第45回大阪国際女子マラソン」(25日、大阪・ヤンマースタジアム長居発着=42.195キロ、サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)昨年の世界選手権1万メートル代表の矢田みくに(26)=エディオン=が日本選手トップの4位でゴール。初マラソン日本最高となる2時間19分57秒の好走を、女子マラソン界のレジェンドたちも絶賛。1984年ロサンゼルス五輪マラソン代表の増田明美さん(62)は矢田を「火の国キャプテン」と命名し、2028年ロサンゼルス五輪に向けても大きな期待をかけた。
すごかったですね。矢田みくにさん、素晴らしかった。2年後のロサンゼルス五輪に向けてスター誕生ですね。今年も「YouTube裏生実況」を担当させていただきましたが、矢田選手が長居公園の周回路に戻ってきたときは思わず椅子から立ち上がり、手をたたいて応援していました。
あんなレースを見たことありますか。3連覇を狙ったエデサさん、優勝したチェサンさんら強いアフリカ勢3人の前を走っている。しかも、一番苦しい30キロ過ぎに主導権を握って、先頭で引っ張っている日本選手なんて、これまでほとんどいなかったですよね。
彼女は困難があるとワクワクすると言っていました。苦しい練習も楽しめる。けがや故障も乗り越えてきた。心の強さを持っている人です。そして、すべてに貪欲。みくにさんがまだデンソーに所属していたころに「福岡クロカン」に出場した際、偶然サウナで一緒になったときがありました。「増田さんはけがや故障をどうやって克服したんですか」。いろんなことを質問してきました。なんでも吸収しようという強い意志。サウナ談議は15分くらいだったかな。のぼせてしまって私がギブアップでしたね。
トラックで鍛えたスピードランナーらしく、フォームも理想的です。同じトラック出身の福士加代子さんのように、少し前傾した軸と角度は見るからに速さを感じる。まだまだタイムは伸びるでしょう。
私がつけた彼女のキャッチフレーズは「火の国キャプテン」。熊本出身で、沢柳監督が「気配りができる選手」と信頼し、後輩に慕われるエディオンのキャプテンです。あえて注文をつけるなら、今後は駆け引きを覚えてほしい。この日は守りに入らない、怖い物知らずの性格がそのまま出たレースだったけど、勝つためには駆け引きも大切なこと。もちろん、みくにさんの良さはそのままで…。
初マラソン日本最高記録の矢田みくにを増田明美さんが絶賛「火の国キャプテン」から「日の丸キャプテン」へ!
引用元:サンケイスポーツ


