「怖い」「前後がバケモン」「山の怪物だな」激走の黒田朝日にライバル校監督から驚き連発 箱根駅伝5区大逆転劇の舞台裏

引用元:日テレNEWS NNN
「怖い」「前後がバケモン」「山の怪物だな」激走の黒田朝日にライバル校監督から驚き連発 箱根駅伝5区大逆転劇の舞台裏

◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(2日往路、3日復路)

箱根駅伝2度目の3連覇を果たした青山学院大学。総合優勝の立役者となった駅伝主将の黒田朝日選手(4年)がみせた激走に他大学の監督から驚嘆の声が連発となりました。

黒田選手は前回花の2区で区間記録を超える区間3位の快走。箱根駅伝では2年連続2区を走っていました。それでも原晋監督は当日変更で5区にサプライズ起用。大手町ではファンからも「5区じゃん」と驚きの声が上がり、ライバル校である國學院大學の前田康弘監督も「ヤバイっす。想定外過ぎる」ともらします。

1区16位スタートもじわりじわりと順位を上げていく青山学院大学。原監督が「黒田がなんとかする」と話した3分半以内、トップの中央大学と3分24秒差の5位で黒田選手にタスキをつなげます。

初の5区・山上りに挑む黒田選手は、序盤でほぼ同時にスタートした城西大学のエース・斎藤将也選手(4年)を捉えて4位に浮上。55秒先に出た國學院大學の髙石樹選手(1年)を追いかけます。

追われる國學院大學。前田監督は「頼むから後ろ(黒田選手)来ないでくれよ~。怖い、後ろからいつ来るんだよ」とコメント。その後も徐々に差を詰められ、思わず、「来てる、黒田が!来てるよ!」と驚きを隠せません。黒田選手は約10km地点で國學院大學を抜き、単独3位に躍り出ました。

一方、2位でスタートした早稲田大学が、山の中で中央大学を抜いてトップに浮上。“山の名探偵”こと工藤慎作選手(3年)も快走をみせます。

18年ぶりの往路優勝を見据える早稲田大学。そんな名門の思惑とは裏腹に11.9km地点では、黒田選手が先頭の早稲田大学と1分2秒差へ。区間記録より1分速い驚異のペースで猛追し、2位の中央大学とは37秒差となります。

山の実績十分の工藤選手と怒とうの追い上げをみせる黒田選手に挟まれた2位の中央大学。柴田大地選手(3年)も力走をみせますが、「耐えどころだな…。前後がバケモンすぎてちょっとかわいそう」と藤原正和監督。13.6キロ付近では中央大学を抜き去り、青山学院大学が2位に浮上。中央大学の運営管理車を通り過ぎる際には、「これはすげえわ」と驚きました。

15km地点ではさらに差が縮まり先頭と30秒。早稲田大学の花田勝彦監督は「逃げ切るぞ工藤!絶対勝つぞ!」とエールを送りますが、ついには視界にとらえられる距離へ。これには「すげえな、怪物だなマジで。山の怪物だな。すごいな」と驚嘆。すでに抜かれた藤原監督も「いきますね。本当にバケモノ」と口にしました。

大逆転の道が見えた青山学院大学。原監督も「見えてきたぞ!ヒーロー!ヒーロー!ヒーロー!さあ、箱根の山に朝日が上る!」とその背中を押します。

そして下りに入ってさらに距離が縮まり、残り1.8キロを過ぎたところでついに黒田選手が逆転。花田監督は「ついていかないと。うわー、つけないか。勢いが違うな」、藤原監督は「マジでいけるのか」とあ然。後続を走っている大東文化大学の真名子圭監督からも「名探偵超えたら何になるんだ。探偵どころじゃない」とツッコミを入れました。

黒田選手は区間記録を1分55秒上回る1時間7分16秒をマーク。衝撃の区間新記録で往路優勝のテープを切りました。勢いづいた青山学院大学は、2日目の復路でも首位を譲らず。3年連続9度目の総合優勝を果たし、往路・復路・総合記録の全てを更新しました。