引用元:スポニチアネックス
◇第102回東京箱根間往復大学駅伝・復路(2026年1月3日 箱根・芦ノ湖~東京・大手町=5区間109・6キロ)
【金哲彦の目】青学大の強さの源は、突き詰めれば各区間ごとにスペシャリストがいるということになる。山下りの6区でリードを広げた石川は1年生とはいえ、年間を通して徹底的に下りの練習をしてきたはずで、8区で区間新を出した塩出も3年連続で同じ区間を走ってコースを知り尽くしている。各区間に最も適した選手を選んで徹底的に鍛え上げる。原晋監督の眼力と分厚い選手層があればこそできることで、なかなか他校ではまねできないだろう。
それにしても10時間37分台の総合記録には驚いた。2位の国学院大も従来の記録を上回っているし、10区間のうち5区間が区間新というのも凄い。天候に恵まれたのは確かだが、それ以上に学生全体のレベルが急速にアップしている。厚底シューズの影響もあってほとんどの選手が1キロ2分50~55秒ぐらいで走れるようになった。以前なら1キロ3分のペースで走れば勝てたのに、今は10位でシードを獲った日大がちょうど1キロ3分ぐらい。それほど全体のレベルが上がっている。
実は過去の箱根の優勝タイムをマラソンに換算するとほぼ日本記録と同じになるという不思議な相関関係がある。今回のタイムはマラソンだと2時間3分台に相当するので、もしかしたら今年中に黒田や他の選手が2時間4分を切ることもあり得るのではないか。(駅伝マラソン解説者)


