◇2日 箱根駅伝・往路
大会3連覇を狙う青学大が5時間18分8秒の新記録で3年連続8度目の往路優勝を果たした。1区で16位と出遅れたが、徐々に順位を上げて、山登りの5区でエースの黒田朝日主将(4年・玉野光南)が5位から一気に逆転した。3日の復路では史上初となる2度目の総合3連覇が懸かる。早大が18秒差の2位で続き、中大が1分36秒差の3位。”5強”の一角と目された出雲駅伝優勝の国学院大は4位、全日本大学駅伝王者の駒大は7位で往路を終えた。
小田原でたすきを受け取ったときにつけられていた先頭との差は3分24秒。しかし、青学大・黒田が天下の険で驚愕(きょうがく)の走りをみせつけた。グングン差を詰め、ゴール直前でライバルを一気に抜き去った。大逆転での往路3連覇達成。立役者となった黒田は高らかに叫んだ。
「僕が『シン・山の神』です!」
他大学の選手や監督も脱帽する走りだった。5位から2位に浮上しても勢いは止まることがなかった。19・3キロ地点。力強い走りで先を行く早大の工藤をかわす。首位に浮上すると、そのまま芦ノ湖のゴールに飛び込んだ。区間記録を1分55秒更新する快挙に、「自分はとにかく前に行くしかないと思っていた。実力以上のものを発揮できたと思う」。余裕すら感じさせる笑みを浮かべた。
「黒田5区計画」は1年生のころから温められていた。準備はしていたが、1年時は故障のため補欠に。2、3年時は、「若の神」とも呼ばれた山登りのスペシャリスト・若林がいたため、2区で出走。しかし、今回は他に2区を託せる選手が育ち、「ファンにとっては自分が(5区を)走るのが、すごいサプライズだと思っていた。うまいこと隠していこうという感じだった」と種明かしをした。
原晋監督からは「どの駅伝でも確実に120%以上の走りをしてくれる」と絶大な信頼を寄せられる青学大のエース。昼過ぎの箱根の山に、大きな大きな朝日が昇った。
【箱根駅伝】「僕が『シン・山の神』です!」青学大・黒田朝日が5区で異次元の区間新 温められていた『黒田5区計画』…「すごいサプライズだと」
引用元:中日スポーツ


