箱根駅伝に挑む神奈川県勢 国学院大・辻原輝 出身は二宮町「応援受け実力以上の力を」

箱根駅伝に挑む神奈川県勢 国学院大・辻原輝 出身は二宮町「応援受け実力以上の力を」

 1月2、3日に行われる第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)には、神奈川ゆかりのランナーも多数出場予定だ。新春の風物詩でたすきをつなぐ注目の選手を紹介する。

 第100回大会は5位、そして前回は3位と優勝へにじり寄る国学院大。昨年は三大駅伝の一つ、出雲駅伝で2連覇を達成し、勢いに乗る。その4区で区間記録を打ち立てた辻原輝(3年)は「箱根駅伝に向けて良いイメージをつくってきた。チームの優勝に貢献する」と士気を高めている。

 昨年10月の出雲路では先導車両の後ろを自信に満ちた表情で駆け抜けた。同学年の3区野中が5位から追い上げる姿に「負けない走りを」と2位でもらったたすきを握り締めた。その時点で3秒差をつけていた3位早稲田に一時はまくられたが、焦らずに1キロ過ぎから徐々にペースを上げると再び前に出て、リードを23秒に広げて5区へつないだ。

 決死の走りは、青学大時代の神林勇太が打ち立てた区間記録を6年ぶりに塗り替える快挙に結実し「先頭で走ること、先頭でたすきを渡せる喜びを感じた」とかみしめる。

 だが、不調に陥った同11月の全日本駅伝では区間9位で、チームも4位と辛酸をなめた。「心のどこかでどうにかなると思っていた。本気で取り組めていなかったのだと思う」と気の緩みを感じ取り、大一番に向けて引き締め直した。

 チームは絶対的エースを擁する優勝候補の青学大、駒沢大をライバル視し、一枚岩となって対抗する。主将上原を筆頭に後村、辻原ら1万メートルを28分前半でまとめる主力は低学年から箱根駅伝を走ってきた経験者だ。29日発表の区間エントリーでは往路に実力者が並び、前田康弘監督(47)は「出だしでミスをした大学が下がっていく。力のある選手がどれだけ良い状態で臨めるか」とみる。

 二宮町出身者の辻原は4区を任され、地元を沸かせようと気合が入る。目指すは、三大駅伝で唯一、手が届いていない箱根路の頂点。「応援を受けて実力以上の力を出せるはず。この1年の成長を箱根で証明する」と本番を心待ちにする。

※箱根駅伝の結果に関する記事はカナロコで即日配信予定。