第102回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の区間エントリーが29日に発表された。3年連続9度目の総合優勝を目指す青学大は5、6区の山区間にルーキーの1年生を抜てきする一方で、エースの黒田朝日主将(4年)らを補欠に温存。駒大をはじめとするライバル校もそろって主力選手を補欠に配置し、当日変更での駆け引きに勝負を懸ける。新春の箱根路を制するのはどこか。NHKラジオの解説でおなじみの金哲彦氏(61)が分析した。(取材・構成 藤山 健二)
青学大は往路の2区に上野山、5区に松田と1年生を入れてきた。普通に考えればエースの黒田が2区を走るのだろうが、原晋監督は5区の山上りを黒田に託すことも考えているのではないか。その場合の2区は上野山がそのまま走るか、補欠の小河原を起用することになるだろう。
というのも、先行逃げ切り型の青学大に対抗して、各チームとも例年以上に往路に力を入れているからだ。たとえば中大の1区は1年生の辻だが、ここに主将の吉居が入れば2区溜池、3区本間で一気に先頭を突っ走る可能性が高い。今季好調の山口智主将が2区を走る早大も、4区に補欠の鈴木が入れば5区の“山の名探偵”工藤で十分勝負できる。国学院大も主力の野中を3区に入れ、5区を経験者の高山が走ればやはり往路は強力になる。
その点、駒大は復路まで考えた配置をしているのが目につく。5区の安原はそのままで、山川が2区に入るとしてもまだ帰山もいるし、エースの佐藤を復路に残すこともできる。そうなれば6区には山下りのスペシャリストの伊藤がいるので、復路に関しては他校よりも強い。
おそらく往路は抜きつ抜かれつの大混戦になる。中大が1区から突っ走り、青学大や国学院大が追う。復路まで計算している駒大は虎視眈々(たんたん)と上位をうかがう。逆転があるとすればやはり山区間の5区になるだろう。そう考えると、青学大・黒田の5区起用も一気に現実味を帯びてくる。(駅伝マラソン解説者)
【駅伝】金哲彦氏が分析 青学大 エース黒田主将の5区投入も 原監督の激戦往路制する秘策?
引用元:スポニチアネックス

