引用元:毎日新聞
◇全国高校駅伝・女子(21日、京都)
◇5区間21・0975キロ
◇2位=大阪薫英女学院、1時間7分3秒
9大会ぶりの頂点には届かなかったが、大阪薫英女学院のメンバーはすがすがしかった。それは全員が力を出し尽くしたからだ。
大阪府予選から1、2区を入れ替えた。主将・河村璃央の下りの適性を生かすため、2区に配した。
期待通り、河村は会心の走りを見せた。
「チームを勢いづける」。10位でたすきを受けたが、トップとの差を21秒から12秒に縮め、2位で3区につないだ。今秋の陸上世界選手権に出場した東大阪大敬愛・久保凜らを抑え、区間賞に輝いた。
それでも、後半にも有力選手を配した長野東の背中はどんどん遠ざかっていった。安田功監督は「うちもチャンスはあったんですけどね、長野東の1、3区の走りがすごすぎて……」と半ばあきれるように笑った。
夏場の主力選手のけがや不調を乗り越え、優勝を狙える陣容が整った。選手層が厚く、レース前日の朝まで安田監督がメンバー起用に悩んだほどだ。
しかし、裏を返せば突き抜けた存在がいなかったことになる。
「つくづく1位になるのは難しい」。就任から15年を超える安田監督はうなった。
出場メンバーで唯一の3年生の河村は「後輩には悔しさをバネに、さらにパワーアップしてほしい」。その瞳は希望が見えているように光った。【生野貴紀】


