来年1月2、3日の箱根駅伝に向け、10月の予選会を6位で突破した東農大が13日、東京・世田谷キャンパスで取材会を開いた。1万メートルで日本学生記録を持つエースの前田和摩(3年)は2度目の箱根路に向け「どの区間を任していただいても、チームのいい流れを作るために、シード権獲得に1秒でも前でタスキをつなげるように頑張る」と誓った。
大学1年時の箱根駅伝予選会で日本人トップに輝き、チームを10年ぶりの本戦に導いた大エース。「その日に出せる100パーセントを出せることと粘り強さ」が強みというように、爆発力がある一方で、故障や体調不良などの代償もある。期待された初めての箱根も、故障の影響で7区区間13位に終わった。大学2年時の日本選手権1万メートル(静岡)では27分21秒52の日本人学生記録を樹立して3位に入り、華々しくカムバックを果たしたが、直後に肺気胸を発症。その後も故障などに苦しみ、今年5月の全日本大学駅伝関東地区選考会までレースから離れた。
「いろいろ難しい期間が多かった。2年の日本選手権が終わってからずっとそんな感じではある。気胸になってから走れない期間もあったが、徐々に改善している。苦しい期間であるが、自分の将来のためには必要な期間だった」と前田。今年の箱根予選会ではチームトップの全体14位で貢献。大会後はしっかり休養期間を取り、回復につとめた。
希望区間については「6区以外ならどこでも対応可能。しいて言えば2区を走りたい」と前田。「目標タイムなどは意識すると動きが悪くなるので、1秒でも前へタスキをつなぐことを考える。結果はあとからついていく」と具体的な目標を掲げることは避けたが、「2区には強い選手がたくさんいるので、上を目指すのは自分にとってもチームにとってもいい効果がある」とエース対決を心待ちにした。伝統のタスキに魂を込め、松葉緑の大エースが新春の箱根路を駆け抜ける。
東農大・前田和摩、2度目箱根路にメラメラ「2区には強い選手がたくさん。上を目指すのは自分にもチームにとってもいい」/箱根駅伝
引用元:サンケイスポーツ

