競歩・岡田久美子が引退「キャリアに区切りをつけることとなりました」/陸上

競歩・岡田久美子が引退「キャリアに区切りをつけることとなりました」/陸上

富士通陸上部は27日、公式サイトを更新し、競歩の岡田久美子が同日を持って引退することを発表した。五輪には3度出場し、世界選手権には6度代表に選出された日本女子競歩の第一人者。岡田は今年9月の世界選手権東京大会を18位で終えた後、「今日がすべてだなと思っている」と引退を示唆していた。以下が岡田が同社を通じて出したコメント。

「お世話になりました全ての皆さまへ

この度、今年度をもちまして競技者としてのキャリアに区切りをつけることとなりましたことをご報告させていただきます。

高校1年生で競歩に出会い、約20年もの間、誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指し、自分自身と向き合い続けてきました。

初めてシニアの日本代表に選出された頃は、世界との差を痛感し、どうすれば海外選手との差を埋めることができるのかと深く悩んだ時期もありました。

『私が引っ張っていき、日本の女子競歩を強くしたい』という気持ちを持ちながら試行錯誤の練習が続いたころ、同じ志を持った選手たちの存在や、多くの方々のご支援によって少しずつ力をつけることができ、2019年にはスペイン・ラコルーニャでおこなわれた競技会において、20㎞競歩で当時の日本記録を更新し、あらためて世界と戦う気持ちが強くなりました。

その結果、ドーハ2019世界選手権の20㎞競歩では6位、パリ2024オリンピックでは男女混合競歩リレーで8位入賞することができたと強く感じております。

競歩を通じて、国内外問わず、競い合い、高めあうライバルであり仲間達と出会うことができ、私自身の中で、競歩がかけがえのないものとなりました。

決して順風満帆な競技生活ではなく、体調不良や怪我なども多い競技人生ではありましたが、多くの方々の声援と支えが力となり、何度も何度も苦しい時期を乗り越えることができました。

キャリアとしての最後のレースとなりました東京2025世界選手権では、絶え間ない声援の中歩ききることができたこと、また、念願であった日本女子競歩初のメダル獲得の瞬間をアスリートとして見届けることができ、幸せな競技人生だったと感じています。

前所属を退社し、富士通での活動は2022年の30歳からと、キャリアの最終段階を迎えようとしていた私を温かく迎えてくださり、伝統あるチームで競技ができたことに大変感謝しています。