東京・江東区の東京ビッグサイトで開催中の「ジャパン・モビリティーショー」で1日、一般に公開して行われた「日本自動車会議所モータースポーツ委員会」の会議。国内モータースポーツ界のトップが一堂に会した会議ではモータースポーツの運営や人気向上に関するさまざまな問題が語り合われた。会議終盤には主催者である豊田章男・日本自動車会議所会長(トヨタ自動車会長)がサプライズ発表をする場面もあった。
スーパー耐久今季最終戦(15~16日、静岡・富士スピードウェイ)に、トヨタが参戦している米NASCAR(ナスカー)から6台を招待すると明かしたのだ。同日発表が予定されており数時間のフライング。同席したスーパー耐久未来機構の桑山晴美副理事長が「ちょっと早い」と顔をしかめたが、スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表が「何台?」と水を向けると「6台」と答え、既成事実となった。
米国で最も人気が高いモータースポーツとの交流について豊田会長は「日米のメーカーが関税で困っている中、お互いにありがとうと言い合える関係が必要で、モータースポーツなら構築できる」と意義を語った。
このほか、サーキットの位置的に常に「遠い」「公共交通機関でいけない」「宿泊が必要」という問題が語られる来場者増加の課題では、スーパー耐久の桑山副理事長が来季から青山学院大体育会自動車部が参戦することを挙げ、「駅伝のようにするため大学生クラスを作れるのかなど、参加型のカテゴリーとして参加の場を広げることを考えている」と紹介した。
人気アップの一環としては、豊田会長が「スターを作りたい」とも。米大リーグの大谷翔平が岩手・花巻東高から日本ハムをへてエンゼルスからドジャースへ移籍したことを一般の人が誰でも知っていることを挙げつつ、「F1のスターである角田(裕毅=レッドブル)選手は〝急にF1に来た〟印象で、カートから上がってきた道筋をあまり知られていない。小さい頃から長く、継続的に応援できる土台ができれば」と提案した。
会議中、世界ラリー選手権(WRC)今季第13戦「ラリー・ジャパン」(6~9日、愛知・岐阜)のために来日しているトヨタ・チームのエルフィン・エバンス(英国)とサミ・パヤリ(フィンランド)が、これまたサプライズで登場。来場者の前で大会への意気込みを話すなど、ファンが楽しめるイベントとなった。
米人気ナンバーワンのNASCARを招待、豊田章男会長がサプライズ発表 スーパー耐久最終戦に 日本自動車会議所モータースポーツ委員会公開会議
引用元:サンケイスポーツ


