義足ジャンパー中西麻耶、今季限りで現役引退を発表 パラリンピック5大会連続出場、批判覚悟のセミヌードでも話題に

引用元:THE ANSWER

 陸上でパラリンピック5大会連続出場した中西麻耶(阪急交通社)が2日、自身のインスタグラムを更新。今季限りでの引退を発表した。

 41歳の中西は走り幅跳び(義足T64)の日本記録保持者。パラリンピックには2008年北京大会から5大会連続で出場。2019年の世界パラ陸上・ドバイ大会では走り幅跳びで金メダルを獲得した。

 以下、投稿全文

「この20年間、競技を始めた頃には想像もしていなかった景色を、数えきれないほど見せてもらいました。

 競技で結果を残す事だけではなく、多くの方に応援していただき、企業やメディアの皆様との出会いを通じて、競技の枠を越えた様々な経験や機会にも恵まれました。

 私が手にしたいと思っていたものの多くは、もう十分過ぎる程に手にすることができたと思っています。

 だからこそ、最近は『陸上を辞めた後の自分』を考えることが増えました。

 競技を離れた先に、まだ何も形になっていない自分の人生がある。

 それが怖くて気付かないうちに陸上という場所にすがっていたのかもしれません。

 年齢のこと、これからの環境のこと、そして自分の身体のこと。

 いつまでも今と同じように競技を続けられるわけではないという現実にも向き合うようになりました。

 40歳になった今、これからの人生を考えたとき、まだ新しい事に挑戦できる。

 そう思えた今だからこそ、次の人生へ踏み出す決断をしました。

 これまで何度も、できるか分からないことに向き合い、一歩踏み出してきました。

 だから今度は、陸上という支えを手放して、まだみたことのない自分の人生へ飛び込んでみたいと思います。

 ここまで歩んでくることができたのは、記録や結果だけではなく、私という存在を信じ、可能性を一緒に見つけ、広げ、社会へ届ける機会を作ってくださった皆様がいたからです。

 競技を通じて出会ったすべての方々、支えてくださった企業の皆様、メディア関係者の皆様、競技関係者の皆様、そして応援してくださった皆様との出会いは、私にとってかけがえのない財産です。

 心より感謝しています。

 私の競技最後のレースは、10月3日に地元・大分県で開催される『第2回秋季陸上競技大会』を予定しています。

 21歳の事故から始まった新しい人生の中で、パラ陸上と出会い、約20年間、競技者として挑戦することができました。

 最後の一日も、これまで支えてくださった皆様への感謝を胸に、私らしく競技場に立ちたいと思います。

 そして競技場を出たその先から、また新しい挑戦を始めます。

 これから先、どんな人生になっていくのか、私自身もまだわかりません。

 でも、分からない未来だからこそ、面白い。

 これまで本当にありがとうございました。

 これからも、中西麻耶らしく、新しい人生に挑戦していきます。

 心より感謝を込めて。

中西 麻耶」