リレー侍、四半世紀ぶりにオーバーハンドパス解禁 18日DLロンドン大会へ/陸上

リレー侍、四半世紀ぶりにオーバーハンドパス解禁 18日DLロンドン大会へ/陸上

陸上の男子400メートルリレー日本代表が11日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで公開練習を行った。昨秋の世界選手権東京大会代表の桐生祥秀(日本生命)と男子100メートルでアジア大会代表に内定した多田修平と小池祐貴(ともに住友電工)と小室歩久斗(中大2年)らが参加し、1走・多田、2走・小室、3走・桐生、4走・小池の走順で確認した。

18日にロンドンで行われるダイヤモンドリーグ(DL)ではオーバーハンドパスにも挑戦する予定で、信岡沙希重ヘッドコーチは「海外の分析などは参考にしたが、それらは諸外国の選手の速度に基づいたもの。そうした中で、本当にアンダーハンドパスがベストなのかという根拠や、一番良い形は何なのかという部分を探りたい」と意図を明かした。2001年から日本は走者間が近い距離で下からバトンを受け渡すアンダーハンドパスを採用して世界大会でも活躍。しかし、近年はライバル国もバトンパスの研究が進み、「アンダーハンドパスが一定の成熟期を迎えた。もう一段階上のステップに上がるために、オーバーハンドパスも試してみようかと」と大前祐介コーチ。28年のロサンゼルス五輪を見据え、走者間の距離(利得距離)が長くとれるオーバーハンドを試し、データを計測する予定だ。

桐生と多田は高校や国体などでオーバーハンドの経験があるが、小池と小室は今回が初めてだという。「試す価値はある。オーバーもやってみたいという声も上がっていたので楽しみ」と桐生。次週のDLでは来年の世界選手権北京大会の出場権に向けてもタイムの上積みも重要になってくる。21年東京五輪以来の代表となる多田も「最低限の目標である37秒7台をクリアできるように頑張る」と意気込んだ。