マラソン日本記録保持者の大迫傑が佐賀の戸上電機へ 3チーム目のニューイヤー駅伝挑戦

引用元:スポーツ報知
マラソン日本記録保持者の大迫傑が佐賀の戸上電機へ 3チーム目のニューイヤー駅伝挑戦

 佐賀市に本社を置く戸上電機製作所は6日、陸上競技部にマラソン日本記録(2時間4分55秒)を持つ大迫傑(35)=リーニン=がチームに加わることを発表した。今秋の九州実業団駅伝、来年元日の全日本実業団(ニューイヤー)駅伝などの実業団連盟主催大会には戸上電機の一員として出場予定。35歳になっても、なお、進化を続ける日本マラソン・長距離界のカリスマが新たな挑戦を始める。

 大迫は長野・佐久長聖高2年時に全国高校駅伝でアンカーとして同校初優勝のゴールテープを切った。早大1年時の2010年度には出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の学生駅伝3冠に貢献。五輪には3大会連続で出場した。16年リオ五輪は5000メートルで予選敗退、1万メートルで21位。21年東京五輪はマラソンで6位入賞を果たした。その後、一時、引退したが、現役復帰し、24年パリ五輪は13位だった。

 マラソンでは18年の米シカゴ、20の年東京、そして、昨年のスペイン・バレンシアと3度も日本記録を更新した。2015年にマークした5000メートル13分8秒40の日本記録は11年も破られていない。

 これまでニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)には2チームで出場経験を持つ。早大を卒業後、社会人1年目の15年に日清食品グループの選手として1区で区間賞を獲得。23、24年にはGMOインターネットグループのプレイングダイレクターとして、それぞれ3区と6区を走り、いずれも区間2位と好走した。来年以降、戸上電機で出場を果たせば、異例の3チーム目となる。

 戸上電機は、佐賀・鳥栖工、帝京大、安川電機で活躍した飛松誠監督が率いる。ニューイヤー駅伝には2019年に初出場し、最高成績は32位(2021、22年)。今年は参加40チーム中39位だった。

 6月1日にハーフマラソンで日本歴代8位(1時間19秒)の記録を持つ市田孝(34)が旭化成から移籍し、加入した。さらに「現在進行形のレジェンド」大迫の加入は、ニューイヤー駅伝で苦戦が続いていた戸上電機にとって、絶好の起爆剤となる。

 ◆大迫 傑(おおさこ・すぐる)1991年5月23日、東京・町田市生まれ。35歳。町田市立金井中3年時に全日本中学校選手権3000メートルで3位。長野・佐久長聖高に進み、2年時に全国高校駅伝で最終7区を走り、区間賞。同校初の優勝メンバーに名を連ねた。2010年に早大に進学。1年時に大学駅伝3冠に貢献した。箱根駅伝は1年1区区間賞、2年1区区間賞、3年3区2位、4年1区5位。14年に卒業し、日清食品グループへ。15年に米国へ拠点を移した。五輪には16年リオ、21年東京、24年パリと3大会連続で出場。5000メートル(13分8秒40)、マラソン(2時間4分55秒)で日本記録を持つ。170センチ、52キロ。