【ホクレンDC千歳】早稲田大学の山口竣平が5000mで日本選手トップ 大幅自己新に「93点」

引用元:日テレNEWS NNN
【ホクレンDC千歳】早稲田大学の山口竣平が5000mで日本選手トップ 大幅自己新に「93点」

◇ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026 第1戦 千歳大会(4日、千歳市青葉陸上競技場)

夏の北海道を転戦する陸上競技・中長距離のシリーズ戦、ホクレン・ディスタンスチャレンジが始まり、第1戦の千歳大会が7月4日に千歳市青葉陸上競技場で開催されました。

最終種目の男子5000メートルA組では、今季好調の早稲田大学の山口竣平選手が快走し、日本選手学生歴代4位(留学生も含めた日本学生歴代9位)となる13分17秒19の好記録をマーク。国内で活躍する外国選手勢が上位を占めるなか、そこに割って入り、日本選手最上位の5位に入りました。

レースは、リチャード・エティーリ選手(東京国際大学4年)ら外国選手勢が上位を引っ張り、目標タイム13分15秒00に設定された緑色のペーシングライトに沿って縦長の隊列で進みました。

山口選手は、序盤は後方に位置取っていました。「外国選手が速く行くのは予想できていたので、最初は一番後ろからスタートして、様子を見ながら前に出たり、後ろに下がったりしようと思っていました。いい感じにはまったかなと思います」

先頭集団は5分18秒で2000メートルを通過。縦長だった集団が2つに分かれそうになると、後方にいた山口選手は一気にポジションを上げ、その後は終盤まで先頭争いに食らいつきました。

残り2周を切ってペースが上がった先頭集団からは振り落とされたものの、最後までペースダウンすることなく走り切り5着でフィニッシュしました。「正直、自分でもここまで出るとは思わなかったんですけど、(100点満点中)93点ぐらいですかね」と山口選手。

今年5月にマークした自己記録(13分29秒72)を10秒以上更新する13分17秒19を打ち立てたことは、自身にとっても想定以上のパフォーマンスでした。ですが、昨年のこの大会で先輩の山口智規選手(SGホールディングス)が打ち立てた早稲田大学記録(13分16秒56)にはわずかに届かず、「まだまだですね」と満点を付けることはありませんでした。

今年の箱根駅伝では、2年連続で3区を任されたものの、区間8位と自身の納得のいく走りができず、チームも目指していた往路優勝に届かず、山口選手は悔しさを味わいました。「去年の10月、出雲駅伝の前に疲労骨折したことが、僕の競技人生の分岐点。僕は陸上を始めてから1回も大きなケガをしたことがなかったので、大切なところが見えていなかった。ケガをして冷静に競技面、生活面を見直すと、多くの人のおかげで今の自分がいることに気づけたからこそ、3年生になってやっと結果が出始めたんじゃないかと思います。去年は出雲、全日本を走れず、チームに迷惑をかけてしまったので、今年はケガしないようにして、箱根駅伝は総合優勝を狙っています。(工藤)慎作さん、(鈴木)琉胤、強い1年生3人は確実に区間賞または区間3番以内で走らないといけないと思うので、そこを目指して頑張っていきたいと思います」今年度の早稲田大学はトラックシーズンを席巻していますが、その1人として、駅伝シーズンの活躍も誓っています。

なお、レースは、終始先頭を走ったエティーリ選手が、13分08秒44のシーズンベストでトップでフィニッシュしました。2着は、箱根駅伝2区区間記録保持者のヴィクター・キムタイ選手(埼玉医科大学グループ/城西大学OB)で13分09秒38。3着は高校生のボイ・ビリス選手(札幌山の手高校2年)で13分09秒74。4着はアモス・ベット選手(東京国際大学4年)で13分11秒33をマークしました。