引用元:ロイター
[16日 ロイター] – 世界陸連(WA)は16日、トップレベルの女性アスリートの出産や競技復帰に関する調査プロジェクトを立ち上げたと発表した。今後の制度設計に役立てるためとしている。
プロジェクトは「エリートスポーツにおける出産と競技復帰(CARES)」と呼ばれ、選手の妊娠や出産に対する理解を深め、女性アスリートが直面する不平等軽減に役立つ支援体制の構築を目指す。WAは世界ランキング登録選手に対し、2件のアンケートのいずれかに回答するよう求めている。
1件は2019年1月以降の現役時代に妊娠した経験のある選手が対象。復帰に向けての障壁、支援体制、経済的な負担などについて尋ねるもの。もう1件は妊娠の経験がない選手が対象で、出産支援やガバナンスへの認識、育休取得選手向けランキング保護制度導入への意見などを尋ねる。
WAのセバスチャン・コー会長は「私たちは、競技をさらに公平なものにしようと常に検討している」とコメントした。
アスリート委員会のバレリー・アダムズ委員長は「私がキャリアをスタートさせたころは契約打ち切りになる可能性があるため、妊娠をスポンサーに伝えることができなかった」とし、「この分野の取り組みが、女性アスリートの競技生活だけでなく人生設計においてもさらなる刺激となるよう願う」と、プロジェクトを評価した。

