愛知・名古屋アジア大会に出場する陸上日本代表の有力選手が15日、名古屋市内で会見した。前日まで行われた日本選手権で男子400メートル障害を制して代表入りを決めた高校2年生の後藤大樹(たいじゅ、17=京都・洛南高)は、日本一の次はアジアの頂点を目指すと決意表明。総勢86人の代表で唯一の高校生が、新たな挑戦に臨む。
日本選手権で衝撃を残した後藤が、次なる目標を口にした。日本高校記録(49秒09)を30年ぶりに塗り替え、為末大の持つ日本記録(47秒89)にも迫る48秒09を叩き出して頂点を極めた17歳。男子110メートル障害の村竹ラシッド(JAL)らとともに壇上に上がり「アジア大会では、やるからには一番上を目指して、皆さんをビックリさせられるように。自分自身も楽しめたら」と言葉に力を込めた。
13日の予選で48秒31をマークし、翌日の決勝でさらに記録を更新。このタイムはU20(20歳未満)日本新記録にもなった。予選後は洛南高陸上部の柴田博之監督にうな重の特上をごちそうになり、決勝後も“ご褒美”を楽しみにしていた。だが「期待したけど(先生は)さっそうと帰ってしまった」といい、応援に来ていた母と祖母の3人で焼き肉店に行ったことを明かした。
競技を始めた時に「陸上をメジャースポーツにする」と誓いを立てたという後藤。日本選手権には多くの観衆が駆けつけ、それが発奮材料となった。「(観客を)見て“やってやるぞ”とテンションが上がった。アジア大会でも、人を楽しませるエンタメ性を秘めた選手になるので、会場に来てくれたらうれしい」。大物感漂う高校2年生がアジアの舞台でも会場を沸かす。
(西海 康平)
<アジア大会に過去最多86人>
○…日本陸連はアジア大会に臨むメンバーを発表し、女子やり投げでパリ五輪覇者の北口榛花(JAL)らが名を連ねた。男子45人、女子41人で総勢86人は過去最多。山崎一彦強化委員長は「アジアNo.1を目指す。中国に迫っていければ」と目標を語った。男子と混合の400メートルリレーで桐生祥秀(日本生命)が、女子の田中希実(豊田自動織機)が1500メートルなど3種目で代表となった。
<110メートル障害村竹の目標はV&記録更新>
○…男子110メートル障害で昨年の世界選手権で5位となった村竹は「もちろん優勝と、アジア記録(12秒88)の更新を目指したい」と抱負を口にした。日本選手権には出場しなかったが、所属が一緒の北口榛花のサポート役として会場に駆けつけ、その熱気を感じた。アジア大会も同じパロマ瑞穂スタジアムでの開催。「陸上の人気が出てきているし、記録や結果で盛り上げられたら」と意気込んだ。
【陸上】スーパー高校生・後藤大樹 日本一の次はアジアの頂点!「やるからには一番上を」
引用元:スポニチアネックス


