後藤大樹が再び高校新記録でアジア大会内定「普段はものすごい普通の高校生」試合後の楽しみは焼肉とソフトクリーム 日本選手権/陸上

後藤大樹が再び高校新記録でアジア大会内定「普段はものすごい普通の高校生」試合後の楽しみは焼肉とソフトクリーム 日本選手権/陸上

陸上・日本選手権最終日(14日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム)9月の愛知・名古屋アジア大会の代表選考を兼ねる大会。男子400メートル障害の決勝が行われ、後藤大樹(京都・洛南高2年)が48秒09を出して初優勝を飾った。自身が前日の予選で出した日本高校記録、U-18(18歳以下)世界記録となる48秒31をさらに上回る激走で、今秋のアジア大会代表にも内定した。

快挙に会場が沸いた。男子400メートル障害の決勝、高校2年生の後藤が先頭でゴール。高校新記録でアジア大会内定が決まると、観客の歓声と拍手に右手でガッツポーズを作って応え、四方にお辞儀をした。

「決勝の緊張というよりは自然と笑みがこぼれえるようなワクワクした気持ちで走ることができました」

前日の予選では1996年に為末大が記録した49秒09の日本高校記録を30年ぶりに更新。一躍注目の的となった後藤は決勝でも平常心だった。

パンッと手を叩いてスタート位置に着く。序盤は隣のレーンの2021年東京五輪代表の黒川和樹(住友電工)がハイペースで並びかけてきたが「自分のリズムが崩れないようにカーブは上手くついていった」と後藤。最後の直線に2番手で入ると「ここからのスプリントでは負ける気はしないという強気で行きました」と、黒川を抜き去り最後は大差をつけて、前日の自身が作った高校記録を再び、塗り替えた。

男子100メートルの桐生祥秀らを教えた洛南高の柴田博之監督からは「高校生らしく全力で楽しんで来い」と言われていたと後藤。前日の予選後には恩師に「何を食べたい?」と聞かれて、うなぎをリクエスト。「特上をごちそうになって、『出世払い』と言われていたので、きょうは結果を出さないとと思っていました」と笑った。

「普段はものすごい普通の高校生です。陸上、陸上となるとしんどいので息抜きはできています」と後藤。友人とコンビニでお菓子を買い食いしながら下校したり、休日にはカラオケに行ったりしているといい、大会後に母に焼肉に連れて行ってもらい、帰りがけにソフトクリームを食べるのも楽しみの1つだ。

「シニア日本代表は自分のあこがれの選手や今までテレビのなかの存在だと思っていた選手たちと一緒に戦うことになる。いろんなコミュニケーションを取って、いい刺激をいっぱいもらえたらいいなと思います」と後藤。アジア大会に向けて胸を躍らせた。