引用元:中日スポーツ
愛知・名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねる陸上の日本選手権(中日新聞社後援)第2日は13日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、女子100メートル障害は中島ひとみ(30)=長谷川体育施設=が12秒77で初優勝した。
右腕を振り上げ、喜びを爆発させた。予選から決勝まで3本全てが12秒77の同タイム。安定感が光った中島が、日本選手権を初めて制した。「緊張しい」だと表現するハードラーが、この日は「自分に集中できた」。兵庫・夙川学院高2年時に同じパロマ瑞穂で行われた日本ユース(現U18日本選手権)以来となる主要タイトル優勝となり、喜びもひとしおだった。
7月には31歳の誕生日を迎える。昨秋、5歳上で元日本記録保持者の寺田明日香さんが引退。「どんどん私たちの代が最年長になってくる。温かい中でも戦い合う雰囲気を引っ張れるような先輩になりたい」。競い合いながら、ときにエールを送り、高め合う”ハードル女子”。その一体感に育てられたからこそ、今度は自分がその空気をつくる―。中島の柔らかい口調に、覚悟がにじんだ。


