◇陸上・日本選手権第2日(名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)
女子1500メートル予選が行われ、田中希実(豊田自動織機)は4分6秒43で2組1着となり、全体トップで14日の決勝に進んだ。
前日の5000メートルは終盤まで独走状態だったが、ラスト1周で山本有真(積水化学)に大逆転を許して2位。連覇は「4」で途絶え、レース後には「自分の弱さ」を口にし「負け惜しみじゃなく、本当に負けて当然のレースだった」などと話していた。
この日の1500メートル予選はスタートから独走。そのまま後続を引き離し続け、2位に9秒以上の差をつけて圧倒した。
昨日の敗北から一夜明け、田中は何を思って走ったのか。
「最近はタイムや順位に対するこだわりをどうしても持てなくて…。だからこそ、昨日も悔しいというよりは、やっぱりいつかは負けると思い続けていて、やっぱり負けた(という思い)に近かった。でも、そこで今までは『自分はだめなんだ。選手として終わったんだ』って思っていたけど。そうではなくて、タイムとか順位とかが分からなくても走るのが自分自身だとは思った」
「本当に何もこだわりを持っていないのが自分だと、昨日、改めて感じた。こだわりを何も持たずに走る選手を見て、まあどう思われるのかっていうことを皆さんに問い続けるようなレースや走りがしたいですし、それが単なる無気力に見えるレースだと意味がない。本当の意味で、走っている姿で何か見せられるような選手になりたい。そこが、この1年、この1カ月、考え続けてきた一つの答えなのかなとは思う」
前夜は父・健智コーチと30分程度の話し合いを重ね、思いを打ち明けあった。迎えたこの日の予選。「無我夢中」で走り、観衆から拍手をもらった。
14日の決勝には、前人未踏の7連覇が懸かっている。
【陸上】田中希実、予選から4分6秒43で全体トップ 敗北から学び「走っている姿で何か…」
引用元:スポニチアネックス

