【陸上】やり投げ・北口榛花が5度目の日本一 復活へ「兆し見えてきた」5投目に逆転62メートル86

【陸上】やり投げ・北口榛花が5度目の日本一 復活へ「兆し見えてきた」5投目に逆転62メートル86

 ◇陸上日本選手権第1日(2026年6月12日 愛知・パロマ瑞穂スタジアム)

 女子やり投げ決勝は、パリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)が5投目に今季自己ベストの62メートル86をマークし、2年ぶり5度目の頂点に立った。9月の愛知・名古屋アジア大会代表も内定した。

 今季不調の北口は一時4位に後退したが、逆転のビッグスローを披露。腕を振り抜いた後にダイブするほどの渾身(こんしん)の投てきで、記録が表示されると、飛び跳ねて喜びを爆発させた。「兆しが見えて良かったが」と安堵(あんど)の様子の一方で「64メートルくらい目指していたので物足りない気持ちもある」と本音も語った。

 今季から男子世界記録保持者のレジェンド・ヤン・ゼレズニー氏の指導を受け、投てきフォームを変更。3、4投目は身体のひねりやスピード感などを試行錯誤したが「5投目で考えないといけないこと減らしたてようやく投げられた」と振り返る。「もっと良い投げがイメージにはある。噛み合えばもっと飛ぶんじゃないかなと思う」と伸びしろも語った。

 優勝すればアジア大会代表が内定するが、今季低調だっただけに緊張感が高かった。「みんな調子良いと分かっていた。ドキドキする試合だった。そういう試合ができるのも、みんなが頑張ってレベルが上がっていることがある」と日本のレベルの高さに触れ「これらも勝ったり負けたりするので、そんなに仲良くできないかもしれないですけど。良い連鎖をとぎらすことなくつなげていけたら」とジョークめかして語った。

 「時々アジア大会を諦めたくなる時があった」というが「ケガで(昨年の)東京の世界陸上を思うように投げられなかった」と回顧。アジア舞台に向け「もっと強い相手がいるので頑張りたい。ちゃんと戦わなきゃ」と切り替えた。