『45歳のプロランナー』がマラソン年代別世界一の快挙、三重県伊勢市出身の松岡直希「あきらめなければ夢はかなう」

引用元:中日スポーツ
『45歳のプロランナー』がマラソン年代別世界一の快挙、三重県伊勢市出身の松岡直希「あきらめなければ夢はかなう」

 三重県伊勢市出身のプロランナー・松岡直希(45)が5月24日に南アフリカ・ケープタウンで開催されたマラソンの年代別世界選手権(45~49歳男子クラス)で初優勝した。今月11日に本紙の取材に応じ、「とてもうれしいです。あきらめなければ夢はかなうということをたくさんの人に届けたい」と話した。

 年度別世界選手権は世界7大大会(ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク、シドニー、東京)で構成されるアボット・ワールドマラソンメジャーズ(AWMM)が主催する40歳以上を対象とした世界最高峰の大会。今年はAWMMの新たな候補となっている南アフリカのケープタウンで行われ、世界各国の予選レースで参加標準記録を突破した1850人の年代別代表(40歳〜80歳以上まで、5歳刻み、9つの年齢区分)が出場した。

 45歳の松岡がエントリーした「45~49歳男子クラス」には、各国から152人が出場。昨年12月の防府読売マラソンで2時間25分40秒を記録し出場権を獲得した松岡は、起伏の激しいコースで序盤から好位置につけると、中盤には左太もも裏の軽い肉離れを発症するも持ちこたえ、最後は3秒差で2位のオランダ選手を振り切って2時間30分19秒で優勝した。

 「タイムよりも勝負を意識した」という松岡は宇治山田商から国際武道大に進学し、卒業後は愛知・東邦高の教員となったが、ランナーとしての活動を優先するために2011年3月に退職。故郷に戻ってランナー、プロランニングコーチとして活動すると、コロナ禍だった2022年から地元でランニングイベント「いせランフェスタ」の運営を開始し、翌23年には地元企業の支援を受けてプロランナーとして活動してきた。

 40代のプロランナーとして歴史に名を刻んだ松岡は「誰もやっていない挑戦を続け、マラソンランナー松岡として生きた証しを残すことができたと思っています。この経験が選手や子どもたちに自分も挑戦してみたいと思ってもらえるきっかけになれば」と話すと「これからも地域のために走りたい」と意気込んだ。