田中希実1万V「勝てたことは自信になる」 アジア大会内定ならずも手応え 木南記念

引用元:産経新聞
田中希実1万V「勝てたことは自信になる」 アジア大会内定ならずも手応え 木南記念

陸上の木南道孝記念は10日、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、女子1万メートルで田中希実(豊田自動織機)が31分41秒22で優勝した。愛知・名古屋アジア大会の派遣設定記録(31分14秒63)を切ることはできなかったが、「勝てたことは自信になる」と喜びを嚙み締めた。

序盤から樺沢和佳奈(三井住友海上)と「想定していなかった」という一騎打ち。残り6周でペースを上げ、2位の樺沢に約27秒差をつける独走でゴールした。レース後「ふがいなさも感じた」と反省する一方で「もう一度、勝ちたいという気持ちを走りに表現できた」とも語った。

「気持ちは万全ではなかった」。昨年は国際大会で結果が出ず思い悩んだ。4日の「ゴールデンゲームズinのべおか」の5000メートルでも21位と惨敗。短期間にレースをこなし調整してきたが「闘争心が生まれなかった」。それでも、この日は勝負に徹して優勝し「もう一度スタートラインに立てた」とうなずいた。

今大会でのアジア大会1万メートル代表の内定はつかめなかった。ただ、選考次第では内定済みの広中璃梨佳(ユニクロ)に続く2枠目に選ばれる可能性も残している。6月の日本選手権までレースが続く予定の田中は「遠征を楽しむ余裕もなかった。日本選手権には身体だけじゃなく、心も元気にして臨みたい」と前を向いた。(田中一毅)