予選会敗退、入院…東海大・檜垣蒼が復活の組トップ「1年かけてやっと戻ってきた。駒沢の桑田選手に追いつきたい」/全日本大学駅伝関東地区選考会

予選会敗退、入院…東海大・檜垣蒼が復活の組トップ「1年かけてやっと戻ってきた。駒沢の桑田選手に追いつきたい」/全日本大学駅伝関東地区選考会

11月1日に行われる全日本大学駅伝の関東地区選考会が4日、神奈川・レモンガススタジアム平塚で行われた。全日本は前回大会の上位8校がシード校。選考会は1万メートルの8人の合計タイムで争い、日大が3時間57分10秒99でトップ通過を果たした。

2位が東海大、3位が大東大、4位が神奈川大。前回18年ぶりに本戦出場を逃した東洋大は5位で2年ぶりに予選会を通過した。6位が中央学院大。7位の山梨学院大までが伊勢路への切符を手に入れた。今年1月の箱根駅伝総合7位の城西大は3組目で中島巨翔(4年)が途中棄権し、4年ぶりに出場を逃した。

1組で東海大の檜垣蒼(3年)が復活の走りを見せた。残り200メートル付近で先頭を走っていた岡山・倉敷高の後輩でもある日大の首藤海翔(1年)をとらえると、最後は日体大との競り合いを制して組トップとなり「申し訳ない気持ちはあるが、勝ちにこだわりたいと思ったのでここは後輩を使わせてもらった。うまく走れないことが多かったが、1年かけてやっと戻ってきた」と振り返った。

大学1年の箱根駅伝予選会でチーム2番手と活躍。チームは14位に終わり、箱根本戦出場を逃したものの、檜垣は関東学生連合のチームのメンバーにも選ばれた。しかし、「色々ストレスみたいな感じであって。ケガではなく瘦せ細っていた。筋肉も落ちて」と入院した期間があり、箱根は走れず。その年の1、2月には「陸上がどうでもいいやとなってしまったことがあった」とチームから離れて約1カ月間、地元で過ごした。それでも昨シーズンに主将を務めた家族や花岡寿哉(現Honda)らに支えられて戻ってきた。大学2年の終わりにはアメリカ合宿も経験し、「いろいろやらせてもらってやっと自分が5割くらい戻ってきた」という。

「箱根で対決したい相手がいる」と檜垣。倉敷高時代の同期で、今年1月の箱根2区を区間8位と好走した駒大の桑田駿介(3年)だ。2022年の全国高校駅伝では桑田が4区、檜垣が最終7区を走り、一緒に都大路を制した。「高校の時から同期でやっていて、やっぱりすごいなで終わっていた。それがすごいなではなくて自分も同じスタートラインに立ちたい気持ちでやりたい。勝てるような練習はまだまだできていない。かなわない相手ですけど追いつきたい気持ちがある」という。

チームは2位で伊勢路を決めた。「いまの東海は強い。次は5000メートルと1万メートル頑張りたい。13分40秒と28分10秒は出るという自信がある。口だけでなく結果として示していきたい」と檜垣。困難を乗り越え、湘南の暴れん坊が大学陸上の中心に戻ってくる日も近い。