「不可能とは限らない」女王アリソンが帰ってくる! 五輪メダル11個のレジェンドが復帰表明 42歳で28年ロス五輪出場に意欲「一生に一度の凱旋」

引用元:THE DIGEST
「不可能とは限らない」女王アリソンが帰ってくる! 五輪メダル11個のレジェンドが復帰表明 42歳で28年ロス五輪出場に意欲「一生に一度の凱旋」

 五輪の陸上女子史上最多となる11個のメダル(うち金7個)を獲得したアリソン・フェリックス(米国)が現役復帰を表明した。現地4月28日、米誌『TIME』が報じている。

 2022年のオレゴン世界選手権4×400メートルリレーを最後に現役を退いていたフェリックスだが、27年に競技へ復帰。28年7月に故郷で開催されるロサンゼルス五輪に、42歳で6度目の出場を目指すという。

 同誌の独占インタビューに応じたフェリックスは、今回の挑戦を「人間の可能性に関する実験」と位置づけ、「これまでの米国の短距離選手で、40代でオリンピックに出場した選手がいないからといって、不可能とは限らない」と言及した。

 

 また、地元開催への強い思いについては「一生に一度の凱旋であり、私を現役に引き戻すことができる唯一の力よ」と明かした。これまで数々の栄光を手にしてきたフェリックスだが、地元ファンの前で五輪を走る機会は一度もなく、その特別な舞台が復帰への大きな動機になっているという。

 さらに、同誌はフェリックスが40代女性に対する社会的な固定観念を覆したい考えを持っていると詳報。「多くの女性が大胆なことに挑戦するなと言われてきた。この年齢なら家にいて子供の世話をすべきだと思われている。でも、それを覆したい。なぜダメなのか。やりたいことを追い求めたい」とのコメントを紹介した。

 復帰に向けた具体的な計画についても、『TIME』は27年中に公認大会へ復帰する予定だと報じた。フェリックスは「全盛期でないことは百も承知。幻想は抱いていない」と冷静に自己分析しつつ、サウナや赤外線技術などの最新科学を駆使したトレーニングを計画しているという。

 同誌は、ジャマイカの伝説マリーン・オッティが44歳でスロベニア代表としてアテネ五輪に出場した例に触れつつ、選手層の厚い米国代表入りの難しさを指摘。「目標は28年7月14日の開会式で行進することよ」と本人の言葉を伝えている。

 稀代のメダリストが挑む、前例なき「人間の可能性」への挑戦。地元開催の晴れ舞台で再びフェリックスの輝く姿が見られるのか、その動向に世界中の陸上ファンから大きな注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部