【陸上】田中佑美「大きくなったと思いませんか?」 ビルドアップした上半身生かして織田記念V

【陸上】田中佑美「大きくなったと思いませんか?」 ビルドアップした上半身生かして織田記念V

 ◇陸上・織田記念国際(2026年4月29日 ホットスタッフフィールド広島)

 女子100メートル障害の決勝が行われ、田中佑美(27=富士通)が13秒03で優勝した。福部真子(30=日本建設工業)が13秒08で2位、中島ひとみ(30=長谷川体育施設)が13秒26で4位。向かい風0・9メートルだった。

 昨年の世界選手権代表3人がそろった決勝。中島がフライング判定から「抗議中の競技」となり、仕切り直しとなった。序盤は隣のレーンの福部に先行された田中だったが、焦ることなく走って最後にかわした。

 「いいところとしては、自分のペースを崩さず、落ち着いてまとめられた。バタバタしているところもあったけど、焦らずにまとめ切れたところが良かった点。改善点としては、やっぱり全体的なスピードが足りないとは思っているので。記録を今後出していくためにも、土台をもっとグンと上げて。そこの課題はあると思っています」

 レースのない冬季期間は広背筋など上半身の強化に着手。「ちょっと大きくなったと思いませんか?」と笑顔で報道陣に逆質問した。加えて、骨盤の動かし方なども改善。今季の抱負を問われ、率直な思いを口にした。

 「今シーズンで注目されるのはアジア大会で、自分自身、一つそこを指標に持ちつつも…。自分は本当に記録が出ないので。昨年、皆さんが記録を出しているタイミングで、アキレス腱が痛くて全く走れなかった。記録を出したいというのは、ここ数年ずっと思っていること。出せるだけ記録出したい」

 自己ベストは日本歴代4位の12秒80。狙うタイムを聞かれると「なるべく速く」と話して笑いを誘った。