早大・山口竣平がV「強さの証明ができた」一人旅の27分台も「早稲田の準エースくらいでいいかな」 日本インカレ/陸上

早大・山口竣平がV「強さの証明ができた」一人旅の27分台も「早稲田の準エースくらいでいいかな」 日本インカレ/陸上

陸上・日本学生対校選手権(24日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)男子1万メートルは早大の山口竣平(3年)が27分59秒47で優勝した。4000メートル手前で集団から抜け出し、以降は一人旅。自己ベスト(29分11秒26)を大きく上回り、「自分でも正直あれ?みたいな感じ。前に出てペースを作ったら意外と流れに乗れてそのままいった。自分でレースを作った中での27分台だったので強さの証明ができた」と笑みを浮かべた。

長野・佐久長聖高出身。この日は順大の吉岡大翔(4年)、創価大の小池莉希(4年)と母校のメンバーがそろい、「高校時代のポイント練習前かなみたいな感じで全く緊張しなかった」と気の知れた仲間とのレースを楽しんだ。

独走で圧巻の強さを見せたもののレース中は「7000メートル来てからきつくて足も動かなくてやめたいと思った。逃げ切ろうというか早く終わらないかなと思った」と本音も。それでもインカレで優勝を目指すチームメートを思い、力を振り絞った。

昨季は故障に悩まされた。10月の出雲駅伝前に左足を疲労骨折。「大学2年の出雲までは大きなケガをしたことがなくてただ走っているだけの選手だった。大事なところが見えなくなって色々自分でも子供だったなと」と競技への向き合い方を見直すきっかけにもなった。

今月の金栗記念男子5000メートルでは早大の前主将、山口智規(SGH)が日本人トップとなり、早大の鈴木琉胤(2年)が日本人2番手、増子陽太(1年)が日本人3番手と続いた。自身は来月4日のゴールデンゲームズinのべおか(宮崎)に出場予定。「最低自己ベスト(13分32秒53)を目標にしたい」と山口。臙脂のエースとしても期待が高まるが、「正直、早稲田のエースというより準エースくらいでいいかな。今年は工藤慎作さんと小平(敦之)主将に目立ってほしい」と独特の言い回しで記者を和ませた。