東海大、駅伝復活へ新体制 両角氏は補強に注力―陸上

引用元:時事通信
東海大、駅伝復活へ新体制 両角氏は補強に注力―陸上

 東海大陸上部がこのほど、駅伝チームの西出仁明ヘッドコーチが監督に昇格するとした新体制を発表した。

 2019年箱根駅伝で初の総合優勝を遂げて以降、近年は低迷している。西出新監督は「ぜひスピードの東海を復活させたい。チャンスを生かしてチャレンジしたい」と抱負を語った。駅伝監督を退いた両角速氏は総監督に就いた。

 両角氏は長野・佐久長聖高を全国高校駅伝優勝に導き、男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(リーニン)らを指導。11年に東海大駅伝監督に就任すると、17年の出雲駅伝と19年の全日本大学駅伝を制し、学生三大駅伝全てで頂点に立つなど躍進した。だが、最近は上位から遠ざかっており、今年1月の箱根駅伝で12位に終わって次回大会のシード権を逃したことを受け、退任を決断。「一つ低迷してきた要因にスカウティングがある」として、自らは有望高校生の入学勧誘に注力する意向を明らかにした。

 「(大学駅伝は)記録が上がっていると同時に、取り巻く環境も熱を帯びている」と両角氏は実感を込める。駅伝に力を入れる大学が増え、高校生の勧誘も激化。部員指導も抱える自身はスカウティングに割ける時間が限られ、東海大卒業生が指導者になっている高校の有力選手の入学もままならなかったという。

 「黄金世代」と呼ばれるメンバーを擁し、補強と育成がかみ合って栄冠をつかんだ19年の箱根の再現が目標になる。現場の指導に集中する西出監督は「箱根駅伝のシード権を安定して(獲得して)いくことを一番やっていかないといけない」と再建への意欲を口にした。