【陸上】28年オリ・パラ両大会目指す嶋津雄大 4月末のラバトGPでパラデビューへ

【陸上】28年オリ・パラ両大会目指す嶋津雄大 4月末のラバトGPでパラデビューへ

 陸上男子で元日のニューイヤー駅伝で2年連続6区区間賞に輝いた嶋津雄大(26=GMOインターネットグループ)が8日、東京都内で取材に応じ、28年のロサンゼルス五輪と同パラリンピック両大会出場を目指すと表明した。嶋津は生まれつき進行性の目の難病「網膜色素変性症」に罹患していることを公表している。

 幼少期の頃から暗くなると見えづらいというハンデを抱えていた嶋津だが、高校時代から陸上で活躍を続け、創価大時代には箱根駅伝で2度の区間賞を獲得。23年4月にGMOインターネットグループに入社し、今年のニューイヤー駅伝ではチームの初優勝に貢献した。

 その後、1月11日に大阪府内でパラ陸上のクラス分け判定を受け、「T13」(視力が0・04~0・1まで、もしくは視野が直径40度以内)と認定された。今月23~25日にはラバト・グランプリ(モロッコ)の5000メートルで、パラ陸上デビューを予定している。

 緊張の面持ちで会見に臨んだ嶋津は、「目の話をすると、進行性の病で、徐々に視野が狭くなる。目の状態と、(2年後開催の)ロスが見えてきたタイミングでもあるので、そちら(パラ)も頑張ってみようかなと思い、参戦することになった」と明かした。現在は視野の下側と横側が大きく欠けているといい、医師からも「相当なスピードで狭くなっている」と診断されたという。日常生活でも不便に感じることが多くなってきたといい、夜間などは白杖(はくじょう)を持って行動するようになったという。

 今後の目標を問われると、「五輪はマラソンで、パラはおそらく5000メートル一本になる」と、両大会の出場を目指すことを明言。マラソンに関しては来年3月までにMGC出場権獲得を目指し、同年3月までのシリーズ大会に出走する予定だという。GMOインターネットグループの一員として、駅伝にも継続して取り組むといい、「おそらく史上初と言われている(ニューイヤー駅伝での)3年連続区間賞を目指したい」と意気込んだ。