【陸上】帝京大・小野寺悠 高め合った夏合宿を経て、駅伝でも個人でも大学記録を目指す

引用元:4years.
【陸上】帝京大・小野寺悠 高め合った夏合宿を経て、駅伝でも個人でも大学記録を目指す

練習を十分に積めていない状況で今年の夏合宿が始まったが、 小野寺(先頭)は4年生としてチームを引っ張り、チームを鼓舞してきた(写真提供・帝京大学駅伝競走部)

箱根後も距離を踏むも、ニューヨークシティハーフ中止

小野寺は今年の箱根駅伝後、招待された3月15日開催のニューヨークシティハーフマラソンを走るため、長い距離の練習を継続して調整を続けていた。しかし新型コロナウイルスの影響で、渡米当日に大会中止が決定。3月末からは帝京大の全体練習がストップし、ほぼ全員が寮に留まっての個人練習に切り替わった。個人練習中は小野寺も5月の関東インカレを目指して走っていたが、大会は5月開催中止となった。それでも「自分たちは駅伝がメインなので、駅伝に向けて、駅伝があると信じて練習していくしかない」と気持ちを入れ替え、個人練習を継続した。

チームでの練習を再開できたのは6月19日になってから。「一人の練習ではずっと引っ張らないといけなくてきつかったけど、久々に全員でやると楽だなと感じました」と小野寺。次の大会が見えない中だったこともあり、中野孝行監督はまず、選手たちに自信をつけさせることを意識しながら段階的に練習の強度を高めていった。

今夏は全体合宿の後に選抜合宿へ

今シーズンは小野寺も含め、ほぼ全員がまだ大会に出場していない。例年であればトラックシーズンでの結果を見て夏合宿の選抜メンバーを決め、先に選抜合宿を行い、その後、全体合宿へと移行していた。今年は方針を変え、新潟・妙高高原での一次合宿は全員で取り組み、一次合宿の様子を見て選抜メンバーを定め、選抜メンバーで群馬・万座での二次合宿、北海道・士別での三次合宿をこなすというスケジュールになった。

夏前は思うように練習が積めなかったこともあり、小野寺も合宿初期は例年よりもきつく感じ、体も動かなかったという。ただ、ここでの結果で選抜メンバーが決まるという状況。「ある意味、全員が同じスタートラインに立って始まったので、選抜に入りたいという気持ちで、みんな練習に励んでいるのを感じました。合宿中も『選抜合宿に行きたい』という声も後輩たちの中からあって、雰囲気が高まっているなと思いました」

小野寺も次第に調子を上げていき、三次合宿を経た今、チームの状況は60%まで高まったと感じている。「我慢強さも含めて、チームも徐々に仕上がってきました。これから試合に向けて気持ちを高めていき、全日本大学駅伝では100%にもっていきます」。合宿中も小野寺たち4年生が積極的に練習を引っ張り、チームを引き上げてきた。トラックシーズンにレースができていない不安はあるも、だからこそ、限られたレースを一つひとつしっかり走り抜くという覚悟が芽生えた。次ページは:全日本大学駅伝、1区での勝負を希望

1
/2ページ

フォローする