箱根駅伝予選会、注目の選手…三浦龍司(順天堂大学1年)

■ 男子大学生の陸上長距離が駅伝シーズンへの準備を進めている。今季は新型コロナウイルスの影響で、10月の出雲全日本大学選抜駅伝など大会中止が相次ぐが、選手たちの意欲は衰えず、開催が予定される11月1日の全日本大学駅伝を経て、来年1月2、3日の第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)に臨む。好調なチームのキーマンを紹介する。(平野和彦、西口大地)

■3000メートル障害で日本記録に迫る

 大学初陣だった7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会で会場の度肝を抜いた。3000メートル障害で日本記録へ0秒44差に迫る、歴代2位の8分19秒37をマーク。対象期間外ながら東京五輪の参加標準記録8分22秒00を上回った。

 京都・洛南高3年の昨年、高校記録を30年ぶりに更新した逸材。リオデジャネイロ五輪代表のOB塩尻和也(富士通)に憧れて順大に入り「3000メートル障害だけでなく、ロードでも学生ナンバーワンと言われた塩尻さんのようなオールラウンダーを目指す」と誓う。

 箱根予選会に向け今夏は「高校時代の倍近い」月間800キロ超を走破。日本学生対校選手権では3000メートル障害で塩尻の大会記録を約3秒更新し、長門俊介監督は「長距離を走り込むとバネを失うと言われるが、全く関係ない」と感嘆した。

 「トラックで五輪に出場し、ロードは箱根優勝が最大の目標」。規格外の大器らしく、大きな夢を描く。

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