京大卒の山西利和、競歩5000m日本新記録でV…20キロでの世界新も「射程圏」

引用元:スポーツ報知
京大卒の山西利和、競歩5000m日本新記録でV…20キロでの世界新も「射程圏」

◆陸上 全日本実業団対抗選手権第2日(19日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 非五輪種目の男子5000メートル競歩で、19年ドーハ世界陸上20キロ金メダルの山西利和(24)=愛知製鋼=が18分34秒88の日本新記録で優勝した。男子20キロ世界記録保持者の鈴木雄介(32)=富士通=が持っていた従来記録を約2秒半更新。将来的な20キロでの世界新記録樹立も「射程圏」と力強かった。女子やり投げは、日本記録保持者の北口榛花(22)=JAL=が大会新の63メートル45で制した。

 山西は小雨の中、滑るように美しい歩型で加速した。2位の高橋英輝(27)=富士通=に約16秒差で勝利。アジア最高記録でもある従来の鈴木のタイム(18分37秒22)を2秒34縮める日本新だ。ドーハ世陸覇者は「雄介さんの記録を破れたのは自信になる。今の地力では想定の範囲内。喜びが爆発するほどではない。常識にとらわれず、18分台前半や17分台に到達する力をつけるのが課題」と、眼鏡の奥で眼光を鋭くした。

 トラックでの速さは、五輪代表内定済みの20キロにも直結する。大目標の一つが、鈴木が持つ1時間16分36秒の世界記録更新。現在の自己ベストとは39秒差で「世界記録は十分射程に入る。1時間15分30秒が、今イメージできる最大限。そこから先をどう探るかが、挑戦の肝になる」と言ってのけた。

 “そこから先の挑戦”は、延期になった五輪も同じだ。「東京だけ見ていたら勝てない。(24年)パリまで勝ち続けるようなスパンで見て強化方針を立てている」。高い志が、京大卒の秀才ウォーカーを五輪の頂点へと誘う。(細野 友司)報知新聞社

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