金栗魂!筑波大、第1回大会Vの伝統校復活 26年ぶり本大会へ/駅伝

 陸上・東京箱根間往復大学駅伝予選会(26日、陸上自衛隊立川駐屯地-国営昭和記念公園=21・0975キロ)関東の43校が参加し、各校上位10人の合計タイムで争われ、1位の東京国際大など上位10校が出場権を獲得した。筑波大が10時間53分18秒で6位に入り、26年ぶりの出場が決定。東京高等師範学校として第1回大会優勝の実績がある伝統校が箱根路に戻ってくる。本大会は総合2連覇を狙う東海大を含むシード校とオープン参加の関東学生連合を加えた21チームが走る。

 箱根路に挑む確かな自信があった。本戦で使用するたすきを新調して臨んだ一戦で、昨年17位から躍進。筑波大が6位通過で26年ぶりの本戦切符をつかみ、選手は歓喜の涙を流した。

 「今度はチームでたすきをつなぎたいという思いがあった。本当に実現できてうれしいです」

 チームでただ一人、箱根駅伝を経験した男が喜びをかみしめた。関東学生連合に選出された相馬崇史(3年)は、1月に同校では12年ぶりに箱根路を駆け抜けた。「次は“チーム筑波”で走りたい」。そんな思いを仲間に伝え、実を結んだ。

 9月の合宿地は熊本。「日本マラソンの父」と呼ばれ、箱根駅伝の創設に尽力した一人、金栗四三の故郷だ。金栗さんが前身の東京高等師範学校の卒業生だった縁があり、熊本・玉名市から合宿の誘致があった。金栗さんの生家を訪ね、墓参りもした。相馬は「偉大な先輩に追いつきたいという思いが強くなった」と目を輝かせた。

 2015年、資生堂陸上部などで指導経験のあるOBの弘山勉氏が駅伝監督に就任し、強化に取り組んできた。指揮官は「精いっぱい出し切ってくれたみんなの情熱の結果。しっかり準備したい」。東京高等師範学校として第1回大会を制した伝統校のたすきが令和の時代に再び動き出す。

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